戸塚洋二さん。ニュートリノ研究の第一人者。その研究はまさに世界の最先端。ただ世の多くの人には直接関係はない。彼は物理学と言う方法論で本当のこと、この世の本物を探していたのだ。嘘のない真実を探していたのだ。しかし、ガンに犯され余命少なく研究を続けることは難しくなった。かれが凄いのは、今度は彼が学んだ方法論で自らの死を克明に観察し見詰めて記録していったことだ。空手六段の肉体も衰えそれを嘆くが、自然科学の方法論では限界を感じたのか、仏教学者(花園大学の先生)との交流を深め、新たな世界も模索していたようだ。己の死を目の前にしても、穏やかで静かだが、果敢にその死を知ろうと挑戦する姿は生半可な学者ではない。以前彼のそのドキュメントをNHKが放映したのを知っていたが、たまたま今日再放送していた。昨年7月に亡くなられたのだが。彼のブログは残っている。ノーベル賞はこの世で手にできなかったが、彼のその姿勢は真に勇敢な学者魂をそこに見る思いがした。(^-^)