分かりずらい、劇だった。シェークスピア風をねらったようにも思えたが、最後に十字架で救済の意味なのか。きちんとストーリーを追えたものがいただろうか。感覚だけのコンテンポラリー劇を狙ってるわけでもなし、死生観を漂わせてるわけでもなし。僧侶と十字架も現代の取り合わせなのか。このような劇を公演する場合、古代のギリシャ劇やシェークスピア劇のように客が事前にストーリーを知っておいたほうがいい。古代ギリシャではあの円形劇場での劇は観客は皆ストーリーを知っていたのだ。そのストーリーをいかに演じるかが役者、演出家の技量となる。説明しなけりゃ分からない劇はやはり良くないと言うか、それなら事前にストーリーを客に知らせて置くのが正統な演劇だと思う。演出家の独りよがり、不勉強は客にはいただけない、とここは酷評を加えておこう。(笑)