二井原実 | REIJI`s DIARY

LOUDNESSの二井原実の自伝を買いました。

 

二井原実 自伝 真我Singer

 

10年ちょっと前にブログで自伝的な投稿をしてた時期があって、音楽、ハードロックとの出会い、中学、高校、大学、LOUDNESSへの加入、海外進出や家族の話や恋の話などすごく濃い話が満載で、ふと思い出し久々に読んでみて改めて面白かった。

でもブログはThunder in the eastのヴォーカルレコーディングの所までで中途半端に途中終了してしまい、その先もやってほしいなと思ってた中、去年に自伝本が出ていたことを知って。

これでようやくThunderから先の話が聞けるのかと、アメリカのツアー、LOUDNESSの解雇、ソロ、SLYとかそこら辺のディープな話が知りたかったので、買ってみました。

ブログだとLOUDNESS加入までの話がすごく長くて濃いんだけど、本だと結構あっさりでちょっと残念だった。やっぱここら辺の話はブログでなければ味わえないとこだね。とくに恋話が俺は好き。石原慎一郎との話とか本ではもうちょっと欲しかった。

そしてブログで語られなかったThunder in the east発売以降の話。この辺もブログだったらもうちょっと濃い話が聞けたんじゃないかなーと思う。でもあまり語られることが少ないHurricane eyes前後の話はなかなか面白かった。

それからLOUDNESS解雇とその後の話。これもねぇ、ブログだったらどれだけ長くなったのかなぁって思う。どういう流れでソロに茶々丸が来て、デッドチャップリンになってってとこがちょっと駆け足。その後のSLYもね、SLYはとくに3rdから曲と歌もぐんと良くなって、これはマックスノーマンによるものも大きいと思うのだけど、当時のシーン的にも商業的にも難しい時期で今もそこまで再注目されることもないけど、ほんとSLYは素晴らしいバンドで個人的には二井原実が1番かっこいいと思える時代だったと思ってる。

そしてLOUDNESSの第1期再結成。俺は当時高校卒業くらいの時に復活後のライブ1発目を見に行って、これが考えてみれば初めて見に行ったプロのライブだった。はっきり言うと期待しすぎてたというのが正直なとこで、再結成後のアルバムが微妙だったこともありラウドネス熱も冷めてしまったのだけど。

実は復活後の楽曲のヘヴィさへの戸惑いもあったようだ。やはりファンとしては第1期に求めていたのは80年代の音だし、単に流行りのヘヴィさではないのが全てだったかな。

それはさておき普段明るく天性の声がありながらも他に武器のないことによる悩みや葛藤は人間味があり、感情移入できるものでした。二井原実の性格が好きだし、これからもまだまだ活躍し続けてほしいと思います。子供の話で娘の学校の教頭がファンだったっていうエピソードがあつい。知ってるとかじゃなくファンってのがね、さらに教頭ってのが娘の親として誇らしすぎる(笑)