【EDATE関数】
Excelで〇日後の日付を出したい、という時は、数式を使えばできますよね。

例えば、5日後の日付を出したい場合は・・・

日付の入ったセルを参照して・・・

5を足して確定する。すると・・・

簡単に5日後の日付を出すことができました。どうしてこのようなことができるのでしょうか。
その原因を探るべく、この日付の入っているセルの表示形式を数値に変えてみます。

Excelでは、日付をこのような数値として扱っています。
1900年1月1日が1で、1日単位で数値が増えていきます。
これを表示形式で日付の形に変えている、という仕組みになっています。
だから、
〇日後や、〇日前といった日付の増減は、単純な計算で出すことができるというわけです。
しかし、

3ヶ月後、とか3年後、といったように
月単位、年単位で前後する日付を出したい場合、ちょっと難しくなります。
一体いくつの数値を足したり引いたりすれば出せるのか、すぐにわからないからです。
じゃあどうするか。
そんな時には関数に頼ってしまいましょう。
Excelには、〇ヶ月後、〇ヶ月前の日付を出すことができる便利な関数があります。
それが、今日やるEDATE関数です。
【EDATE関数の使い方】
EDATE (開始日,月)
「開始日」に日付を指定して、
「月」に数値を指定します。すると、指定した「月」後
(マイナスの値を指定した場合は「月」前)
の日付を返します。
「開始日」には日付を "2012/12/15" といったようにダブルクォーテーションで囲って指定することもできますが、通常は日付を返す関数を指定したり、セル番地を指定することがほとんどだと思います。
【使ってみよう!】
それではEDATE関数を実際に使ってみます。

3ヶ月後の日付を出してみます。

= を付けて、関数名のEDATEと左カッコ。

「開始日」に日付の入ったセルを指定します。

3ヶ月後の日付を出したいので、「月」に3を指定します。
カッコを閉じて確定します。すると・・・

3ヶ月後の日付を出すことができました。
3ヶ月前の日付を出したい時には、

「月」に-3、といったようにマイナスの値を指定します。

3ヶ月前の日付を出すことができました。

指定することもないと思いますが、小数点の入った数値を指定した場合は

小数点以下が切り捨てられた数値として扱われます。
このように、EDATE関数を使えば
〇ヶ月後や、〇ヶ月前の日付を簡単に出すことができます。
ちょっと工夫すれば、こんなこともできます。

5年後の日付を出したい時、
1年は12ヶ月なので、「月」のところに、12 * 5 のようにして指定します。
すると・・・

5年後の日付を出すことができました。

初めから12と5を掛けた60を指定してもいいですが、何の数値かすぐにわからないし、
あとから年数を変えたい時に困るかも知れません。

マイナスの数値を指定すると・・

5年前の日付を出すこともできます。
日付を扱う関数は他にもあるので、日付の出し方にも色々やり方があると思いますが、
その選択肢の1つとしてEDATE関数を覚えておきたいですね。
以上EDATE関数についてでした。