ローニット・ガラーポ『四つの風、四つの旅』 | 文学どうでしょう

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四つの風、四つの旅/ローニット ガラーポ

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ローニット・ガラーポ(金原瑞人、舩渡佳子訳)『四つの風、四つの旅』(ソニー・マガジンズ)を読みました。

活字も大きくて、読みやすかったんですが、なかなかてこずりまして。これもピグの茶屋で紹介してもらった本です。

一言でいえば、スピリチュアルな話なんですが、不思議な能力を持つ少女が、村から追い出されて、旅をしていく話です。

訳者あとがきにもありましたが、パウロ・コエーリョ『アルケミスト 夢を旅した少年』辺りに近い印象かもしれません。

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)/パウロ コエーリョ

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人間の影を見たり、民族の四天王と対峙したり、スピリチュアルな展開がつづきます。面白くないわけではないですが、引き込まれなかったのは、もしかすると女の子が主人公だったからかもしれません。

ファンタジー好きの人におすすめですが、いわゆるファンタジーとしては、ドラマチックな展開に欠けるので、スピリチュアル好きな人におすすめしときます。スピリチュアル好きってなんだよ、って話ですが(笑)。

まあともかく、ピグで出会った人々に色々感謝ですね。これからもおもしろい小説があったら、ぜひぜひ教えてください。できる限り読んでいこうと思います。