さて、
『家政婦は見た』を観たことだし、
(↑たまたまテレビつけたらやってた。
 結構好きで見過ごせず…)



続きです。



7月20日、
新しい額装の先生のお宅に
お邪魔しました。



現在制作中の
この龍の作品を額装するのが最大の目的。





どういう風に額装するのがいいのか、
意見を聞きたい。




その話の内容によっては
フランス額装を諦め、
別の手法での額装を
採用しようと思っていました。





先生には、

・自作のビーズ刺繍作品を収めたい

・さらに、
 その作品を収納する箱も作れるのか?


ということをお伝えし、


「途中でもいいので、
 飾る作品を持ってきて欲しい」


と言われたので、
途中の龍とあと諸々、
前の作品や使用しようと思っている
市販の額などを持って行きました。





母親と同世代…
もう少し下くらいでしょうか。


自宅サロン?をされている方の割には
飾りっ気もなく、質素。

(高飛車なギラギラしたタイプは
 苦手なので、少しホッとした)



「私は主人の扶養で〜
 全然宣伝もしていないの」



とサロネーゼ?らしからぬ淡白ぶりに
少々面をくらった。




けれど、
額装には真摯に向き合ってきた
ということはすぐに分かりました。



前通っていた教室・先生のことも
ご存知で、
私がそこで感じたネガティブなことを
ポロッと口にしても、
否定するわけでも
賛同するわけでもなく、



「こういう運営のやり方だと
 こうなってしまう」



というような、
至って第三者目線。



茶道かお花の先生か!


ってくらい(?)の
人格者であった。





先生は『ビーズ作品』と聞いて、


布一面に刺繍されたものを
ピーンと張って、
その布ごと額装する


と思っていたようで、
その難しさを
序盤から一方的に
バーーーーッと話し始めた。



「いや…
そこまでのスケールじゃないんだけど…」



と思いつつ、
制止のタイミングを逃す私。




おさまってきた頃合いをみて、



「いや、私のはですね…
 ブローチなど、アクセサリーに
 仕立てるのが一般的なんですが…」



と作品を見せると、



「あ、オートクチュール刺繍ね!」



と即答。

(知ってたんかいアセアセ



急に雰囲気も朗らかになり、
あれこれ可能性を
示唆してくださった。

(ピーンと布を張って額装するのは
 難易度が高く、
 場合によっては
 断ろうと思っていたらしい)



「この作品には
 どういう額装が合うと思いますか?」


と尋ねると、


「まず収める作品が決まってからでないと
 決められない」


との回答。



いやいやいやアセアセ

「作品が完成してから
 伺った方がいいですか?」

って聞いたのに、

「途中でも構わない」

って言ったのはそっちやんけ!




と心の中で食い気味にツッコんだが
声には出さず。



龍の話はこれ以上できなくなったチーン




まあ、いい。
まだ聞きたいことはある。




次は箱の話。


前回作ったビスチェの作品。






これの箱について悩んでいた。


額を買った時についてきた箱があるが、
ちょっと汚れがあったりして
心許ない。


きれい目の紙を貼って見たものの、
どうも納得できず
そのまま放置していたのです。

(そりゃ、
 ネットショップで販売していても
 売れないわけだ)



ついでに作品も見てもらって、
いい額装のアイディアがあれば
いっそ額装し直してもいいかな
とも思っていました。




そこで先生が話し始めたのは、


・カルトナージュ
(厚紙に紙や布を貼る工芸品)
 で箱を作ることもできるが、
 相当のコストがかかること。


 絵を買った人が
 その箱まで何かに使う…
 とは考えにくい。

 箱にそこまでかける必要があるか?



確ーかーにー!



じゃあ、丈夫できれい目な紙で
箱の作り方は教えてもらえるかと
尋ねたら、


「それはもちろんだし、
 簡単だからどこでもできる」


とのこと。



では、
箱は許容範囲内で
コスト削減することで決着。





あともう1点、
先生が教えてくれたのは、

・マットの必要性



 日本では表彰状のように、
 飾るもののすぐ四方に額縁がくるが、
 フランスでは
 その周囲も飾って
(マットと呼ばれる部分)
 額縁も含めて一つの作品
 という考え方をする。

 (だから額の中身は基本取り出さない。
  取り出せないように額装してしまう)




確か、こんなようなことを言われた。



へぇ〜初耳。



そして実際、
ビスチェ作品をマット有りバージョンで
見せてもらうと…


あら、こっちの方がいいキラキラ




雰囲気に余裕が生まれる。

それに比べ、
表彰状スタイルだと
ギチギチで狭苦しい感じがする。



こんな視点、今までなかった。




そしてさらに先生が言うには、


マットの幅は
上下左右4辺ともが
同じ寸法の方が美しい
らしい。



これも見比べてみればなるほど。



なので
既製品の額縁を採用するデメリットは
ここにある。



額縁と収める作品のサイズの関係で
上下、左右
それぞれ2辺は同じ寸法になるが、
4辺とも同じにするには
さらに大きい額縁を用意するしかない。




先に額縁を用意して
そのサイズに合わせた中身を作る、
ということも不可能ではないだろうが、
これでは本末転倒。



そこで額縁屋さんに持ち込み、
そのサイズに合った額縁をオーダーすると

高くつく。



というわけ。

額装が高くつく、というイメージは
ここからくるのね…





ちょうど持ってきていたこの額、






龍用にと考えていたのだけど、
先生に言わせると
小さすぎるとのこと。




ビスチェを見て、


「これだったら
 ちょうどいいかもしれない。
 金も入ってるしね」



と言われた。



以上のことから判断して、

ビスチェを
この金の額に額装しましょう。

ということに。



技法もおすすめなものを伺い決定。

次回までに用意するものをメモして
この日は終了。



滞在時間、2時間をオーバーしていたポーン



この日は相談ということで、無料。
(手土産にハーゲンダッツを
 持って行ってよかった…)



先生には大変よくしていただいた。
(でも距離感はちょっと大事)



材料も買いに行かなきゃいけないし、
龍も完成させてから
次回お邪魔したいので、
レッスン予約は
8月末以降になりそう…




というわけで、
ネットショップをクローズ。
リメイク完了したら再び開けます。
その時は
もっと自信を持って開けられるはずです。