ベストオブクラシック、ブルックナー生誕200年に寄せて、2回目はノット/スイス・ロマンド管弦楽団による交響曲第2番、アンセルメの創設したスイス・ロマンド管弦楽団、ヤノフスキとブルックナー全曲録音して、ノットは2017年からスイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督、また日本で東京交響楽団の音楽監督、今回は今年3月のライヴ、前半に、スウェーデンのクラリネット奏者、フレストのソロでモーツァルトのクラリネット協奏曲、フレストはバセット・クラリネットでの演奏、軽快で洒脱、フレストにより、モーツァルトの晩年の名作を見事にやってくれていた。フレストはアンコールに即興曲、これは通常のクラリネットによるもの、愉快なものであった。ブルックナーの交響曲第2番、ノットは1877年のキャラガン版第2稿を使い、第2楽章スケルツォ、第3楽章アダージョの構成、これは東京交響楽団とも同じ順番でやり、第1楽章、ブルックナーのスペシャリスト、ノットの指揮で、スイス・ロマンド管弦楽団、素晴らしいブルックナーをしてくれて、第2楽章スケルツォのエネルギーは見事、第3楽章、地道なもので大変に素晴らしい、第4楽章、壮大な堂々としたクライマックス、ブルックナーの真髄を見るライヴであった。