毎年恒例の第九はN響と東響の公演に行くことが多く、N響の指揮者やソリストが良いので、特にサントリーホール公演は毎年完売でした。しかし、今年は指揮者はイマイチ、歌手陣もさらにイマイチです(日本人歌手4人のうち、2人は歌舞伎役者のような顔芸で歌うので、個人的な好みではありません)。その割にはS席20000円もするので、例年よりチケットが明らかに売れてません。現在は先行販売期間中ですが、人気の1階後方や2階のCブロックの座席がかなり空いています↓。

(サントリーホール1階後方)

(サントリーホール2階Cブロック)

以上がサントリーホールの空き状況ですが、公演数の多いNHKホールはもっと空いています。


一方で都響第九のサントリー公演(一般発売中)はS席がN響の半額以下の9500円ですが、既にほぼ埋まっています↓。これは合理的な消費者行動論としては「正解」だと思います。N響側は根本的にキャスティングと価格設定を考え直した方が良いと思います。昨年のルイージ指揮のN響第九は駄演でしたので、おそらく2年連続の駄演になるでしょう。都響の方が安定感があります。