お正月を迎えると、お節料理を食べる箸として
食卓に祝箸が登場するご家庭が多いでしょう。

左の二つは一般的なもの。

右のは京祝箸といって、京都独特のものです。

 

箸を入れる位置が逆なだけでなく、

中に「へぎ」と呼ばれる

薄い木の板が入っています。

 

京都の友人知人は、見たこともない

という人がほとんどで、

現代ではあまり使われていないし、

扱っている店が少ないようです。

 

さて、正月の三が日は祝箸を使い続けるため、

家の主は箸袋に家族の名前を書きます。

東京者ですが、せっかくなので

今年は京祝箸を使ってみました。

 

三段重の精進お節料理を

全種類少しずつ盛り付けると、

宝尽くしみたいで気分が上がりますね💛

 

近年は百均で子ども用の祝箸もあり、

食卓の進化を感じます。

右は数年前のダイソーのもの。

左は今季、セリアのもの。

 

ダイソーのは丸い組箸でしたが、

セリアのはしっかり両細になっています。

子どものうちから祝箸に慣れるって素敵です!

 

両細になってるのには意味があります。

 

片方は自分が、もう片方は神様が食べる、

神人共食の考えです。


神様と共に食事をする。

神様と人間が同じものを

食べることによって親密になる。

繋がりを強くすることによって

神のご加護を願う意味が

込められた箸なのです。

 

ですから、逆さ箸はいけません。

料理を口に運ぶ箸先と反対の先を

使って取り箸にすることを

逆さ箸といいます。

祝箸はもちろんのこと、

他の箸でも汚れてしまいますからね。

 

では、どうしたらよいのでしょう?

この続きはテーブルマナー講座で

ぜひ学んでください♪