あっちこっちでいろいろ事件が起きると

思わず地球儀を思い浮かべてしまうが

世界のことは地図をイメージするより

住んでいる場所の近辺のオブジェクト

を事件現場に見立てると

身近に感じる

同じことを思っている人は

十万人以上いるはずなので

きっとこういうふうにして

世界の動向を身近に把握している

はずだ

角のお弁当屋さんが家事でたいへんな

ウクライナ

向かいの倉庫屋がどさくさに紛れて

在庫掃き出しで隣の薬屋といっしょ

三発目のワクを奨めて

散々隣町の仕置き人に

叩かれて亡くなったり

池の向こうの米屋の店長が

フェイク梅毒で

無政府状態

その二三軒先にある893経営ナイトクラブの

女王を名乗るラモナが生涯クイーン

宣言でふざけんなという状況になっていて

隣りのマンションの管理人の経営する

台湾料理屋に上の階のCCPが

乗っ取り工作に動き出したら

料理屋の冷蔵庫にあった

生物兵器研究容器が

いつのまにか

米屋のエージェントに持ち出されて

新型人工遺伝子病原体蚊を

巻き散らす犯罪未遂で

射殺されたり

数件先のインドカレー屋が

燃料と武器を向かいのロシア料理屋

から調達していて

地下組織撲滅運動に貢献している

そばの倭服店は米屋の子会社で

いうなりになっているだけなので

経営陣一掃処分で

店員の選んだ美人魅力いっぱいの

女が店長になり仕置きを続行するつもり

世界地図を思い浮かべてしまうと

なぜか距離に比例して事件が

身近に感じないので

直結している重要事項を

見逃しがちになる

実際に日常生活で

近隣よりネットで会っている

ほうが身近なので

確かに小さくなった世界のとらえ方は

変わったはずだ

けちくさい西側の媒体はもう使わない

duckduckgo も googleもなるべく避ける

yandex.ruのほうがよさそうだ