only they class 3 of legend -6ページ目

only they class 3 of legend

伝説のクラスを小説にしました。

佐野「み、皆・・・」


広樹「史か?っておい!!!」
重雅「どういしたの?そんなボロボロんに・・・」


佐野「俺の事はどうでもいい・・睦希が・・・」

重雅「睦希が・・フーファイターになっちまった・・・」


前田「なんだって?」

広樹「胸騒ぎはそのせいか・・・」

中川「って事は、その傷は睦希に?」

佐野「俺は睦希を止められなかった・・・」


佐野「うっっ・・・」

佐野はその場に倒れこんだ


前田「史!!」

中川「睦希とのファイトはこれほどのダメージをともなうのか・・・」

広樹「とりあえず史を運ぼう」


―――――


佐野母「皆、ありがとね・・・」

広樹「いえ、それより史の様子は・・・」

佐野母「今はだいぶ落ち着いてるわ」



前田達は佐野家を後にした―――





前田「今日は解散しよう。そして、今後どうするか。日を改めて皆で話し合おう。」

中川「ああ、そうだな・・・」

重雅「うん・・・」




前田家―――



前田(睦希は何を考えてるんだろう・・・)


“プルルル――”

その時、前田の携帯が鳴った――


前田は携帯を取った。

前田「睦希!?」



――――――――――――

翌日――



中川「史。身体、大丈夫なのか!?」

佐野は松葉づえをついてショップに現れた。


佐野「・・・ああ、大丈夫だ。」

重雅「ホントに大丈夫なの?精神的ダメージも?」


佐野は何も言わなかった――


中川「ところで、前田がいないけど、誰か知ってる?」

広樹「いや、何も聞いてない。」

重雅「俺も」



ピロリロリーン


重雅「前田からメールだ!」

中川「!!」

佐野「なんて!?」


〈皆へ。俺は睦希と共に行く。最後に渡すものがある。学校に来てくれ。〉


佐野「どういうことだよ・・・」

中川「史、落ち着け!」


佐野「どういうことだよ!!前田まで!」

重雅「とりあえず、学校へ行こう!」





―――――――――――――――

桜咲中学校――



佐野「前田ぁぁ!!」


校舎を見ていた前田は振り向いた――


前田「史・・・」

中川「理由を説明しろ!!なんでフーファイターに手を貸す!?」

前田「それは言えない・・・まだ。」


重雅「まだ?」



前田は佐野に何かを投げた――



佐野「これは・・・デッキ?」

前田「俺のロイヤルパラディンだ。持っておいてくれ。」


広樹「おい。じゃあお前、デッキはどうするんだよ?」

前田「・・・・じゃあな」


重雅「前田ぁぁぁぁぁ!!」