2026年中に岐阜市福光にカフェを開業予定です。(努力目標)よろしくお願いします。



最近、オーストラリアにMen's shedといわれるコミュニティがあると知った。直訳すると「男性たちの倉庫」。

Men's Shedは、1990年代にオーストラリアで誕生した。主に退職後の高齢男性が木工や修理、あるいは単なるおしゃべりなど、自分の好きなことに没頭出来る居場所として作られた。特に男性の孤独や孤立を防ぎ、生きがいを生み出す場として、現在ではMen's Shedは世界各国に広がっている。

調べてみると、オーストラリア全土で1300箇所ものメンズシェッドがあり、シドニーがあるここNSWには300箇所以上があることがわかった。驚いたのだが、日本にもメンズシェッドがあるそうだ。

これまで全然知らなかったのだが、私の住むCastle hillにもメンズシェッドがあることが分かり、本来私がやりたかった事業に近いと思い「若いお姉ちゃんがいっぱいいるところなら行きたいけど、爺さんがいっぱいいるところなんて行きたくない。」と渋っている夫を無理やり同行して見学に行って来た。




倉庫の前に置かれたベンチで数人の高齢男性が珈琲を飲みながらおしゃべりしていて、私たちが行くとみんな気軽に話しかけてくれる。まさに和気あいあいといった雰囲気だ。嫌がっていた夫もまんざらではなさそうに、誰かが日本に旅行に行って来た話に相槌をうちながらあれやこれやと観光の見所を話している。
ここでは、日曜大工で自分たちが作った物を近所の幼稚園や小学校に寄付したり、活動資金を得るために販売会を開くこともあるそうだ。
夫が、日曜大工の経験は無いんだけど大丈夫かと案内してくれた男性に聞くと、あたり前じゃないか、ほらそこで作業している彼は料理人出身だよと、ノコギリで何やら大物に取り組んでいる男性を指差した。
なんだかみんな楽しそうである。
メンズシェッドは、日曜大工が多いようだが、スポーツ好きが集まる場だったり、自然散策が好きな人が集まる場だったりそれぞれに特徴があるようだ。Castle hillにはちょっとしたキッチンもあって、時々ランチ会が開催されるそうだ。
私がメンズシェッドを知るきっかけになった友人のオーストラリア人の旦那様は、いつかロック(音楽)のメンズシェッドを作るのが夢だそうだ。なんて素敵な将来設計なのかと思う。

日本の内閣府などのこれまでの調査(高齢社会白書など)によると、単身(1人暮らし)の50代後半〜70代前半の男性において、約25%が「日頃の生活のなかで、話し相手や相談相手がいない」と回答しているという。

女性は社交的だが、世界的に見ても男性のほうが社会的孤立に陥りやすいのだ。

私は故郷の岐阜に帰ってカフェを開業し、地元の人の居場所を作りたいと思っているが、こういうメンズシェッドのような仕組みが全国に普及していったら素敵だなと思う。