結婚相談所仲人
山﨑理恵です
先日、気になって購入した本。
私の加盟する「IBJ日本結婚相談所連盟」の勉強会で、
よく参考に出てくる、、、
河合雅司著
「未来の年表」人口減少日本でこれから起きること
日本では、
少子化、
晩婚化、
高齢化と言われて久しいけれど、
結婚相談所仲人として人生を預かる仕事をしている以上、
ちゃんと知っておこうと思った。
数字として事実を知ろうと、
年表を読むつもりで、電車に揺られながらページをめくった。
なんと、
「はじめに」を読み始めて10ページくらいで、
泣けてきた。
涙が流れてきて、止まらんようになった。
『高齢者数がピークを迎える2042年頃には、
無年金・低年金の貧しく身寄りのない高齢者が街にあふれかえり、
生活保護受給者が激増して国家財政がパンクするのではと心配される。』
とあった。
え？
いま大学生の息子が働き盛りのとき、
日本はこんな世の中になってるんか？
こんな荒廃した世の中になってるんか？
もう、この世に産んで送り出してしまった事実と責任と。
こんな未来を誰が残したんや、
いや、私らと違うんかと。
いろんな気持ちが胸の奥から湧いてきて、
涙と鼻水まで溢れ出た。
電車の中で、
目頭押さえ、鼻水すすりながら、ページをめくった。
ただの事実を書いてある本を読みながら。
今もこれを書きながら、
胸がばくばくしてるのがわかる。
人口減少の影響はもう「ここ」までやってきていて。
2022年
「ひとり暮らし社会」が本格化
学生・独身者じゃなくて、高齢者の独居。
2035年
「未婚大国」が誕生する
男性の3人に1人、女性の5人に1人が生涯未婚。
そして、今ここ。
2020年
「女性の半数が50歳超え」
これはもう、紛れもない今の状況。
子どもを産めない年齢の人が、人口の半数を超えている。
産む自由、
産まない自由、
産めない事実、
産みたくない社会、
いろいろいろいろあるけれど、
出産の可能性のある人口が、
どんどんどんどん減っているという現実。
そう、私も知らん間に超えた側の人。
50歳以下の人でも、
日本の制度下では、婚外子は2、29％とほとんどいない。
やっぱり結婚しない限りは出産にも非常に至りにくい。
諸外国には、シングルマザーでも社会保障を受けて、
堂々と出産子育てができる国もある。
しかし日本では、
そうではない。
法律上、先に結婚せな、
自由には生きづらい国。
結婚せな、家族が増やせない。
非常に増やしにくい。
そして、恐ろしい事実の章のあとに、
第２部として、
日本を救う１０の処方箋
ー次世代のために、いま取り組むこと
筆者が考える、１０の取り組むべきことが書いてあった。
その１０番目が、
【少子化対策】として
まず、お見合いの復権を
とあった。
日本では、
独身男性の８５、７％
独身女性の８９、３％が
「いずれ結婚するつもり」と考えているそうだ。
「結婚したい」
「子どもを持ちたい」と思いながら叶わないでいる人が、
たくさんいるということ。
もちろん
「結婚したら子どもが増える」、わけでもないし、
「子どものために結婚」するわけでもないと思う。
だけど、
私みたいな仲人でも、
そこに一石を投じることができるのではないか。
小さな小さな石だけど。
「いずれ、、、」のいずれが少しずつでも早くなれば、
一人一人がそうなれば、
この国にまだ希望はやってくるのかもしれない。
あまりに重い現実に反比例する幸せ。
これを作るのが仲人の仕事なんだ。
なんとかせなあかん。
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