昨日の朝、夫を駅まで送ろうと車に乗り込んだ私。
うわあ！と叫ぶ夫。
「車の横で、ハト死んでる」
「今、時間ないから、何とかしといて。
そのままにしとくと、腐ると思うし、、、」
げげっ
なんとかってさあ、、、
埋葬したらいいん？
え、どうすんのよ？？
そうだ！
夏休みの息子がいるではないか！！
息子にとりあえず見てきてもらおう。
息子もしのごの言いながらも、
外へ飛び出していく。
「かあちゃん、あれさあ、飼われてるハトやで。
足環ついてるわ。
飼い主に連絡したらなあかんねんで。」
え、そんなん電話番号とかついてるん？？
もっぺん見て、写メしてきて。
こういうときの行動は素早い息子。
さっさとダイヤルをプッシュし始めた。
「はい、ここへかけて。」
言われるがまま、電話をかけるわたし。
何百キロと離れたところなんやろか？
どこにかかるんやろう？
とちょっとドキドキしつつ。
あの、ハトを飼われておられますか。
うちのガレージで、足環のついたハトが亡くなっていたのですが…
、、、それが、
意外にも車で10分程度の距離の人だった。
今から伺いますと。
道順を説明し、電話を切った。
それから３０分もせぬ間に、
「ご迷惑をおかけしました」と、飼い主が菓子折りを持って現れた。
よくあることなのか、慣れた手つきで亡骸を引き取っていった。
夜、帰宅した夫に顛末を話すと、
もうすっかり忘れていた様子。
能天気に
「足環のことなんか、よう知っとったなあ。
俺も知らんわ。」
息子曰く、
「昔見た図鑑に載ってたで。
それに、きれいな白いハトやったし。
胸もものすごい筋肉盛り上がってたで。
どう見ても、ふつうのハトとは違う。」
へえ～～
幼児の頃から、本が大好きな息子。
おかげで雑学大魔王。
こんなとき、めっちゃ役に立ったやん。
すごいなあ。
冷静に対処する姿に、おかんびっくり。
なんか急に大人びて頼もしく見えた
夏休みのある一日。
