毎日、YouTubeを観てます。


大体チャンネル登録してる方の動画を観るんですが、それ以外にオススメ動画が出てきますよね。


過去に観た動画と関連があるものがオススメに上がってくるんだと思いますが、その中で、かなり以前に観た動画がまた上がってきました。


その方は、がんを患う女性でした。


『あ、以前にも観た方だ』とすぐ思い出しました。以前はその動画しか観なかったんですが、なぜか気になって、今回はアップされていた動画を遡って観直しました。


がんが発見された時は、余命2週間とも言われていたようですが、懸命に治療をして、余命宣告から2年に渡りその過程を分かりやすくお話しされてました。

がんの症状や種類、治療法、副作用、痛み、がん保険についてなど、役立つ情報をとても詳しく説明されていました。


しかし、本当に残念なことに、その方は先月お亡くなりになりました。


最後まで、最後まで、自分の状態を冷静に受け止め、今出来る最善の治療をされながら、最終的には自宅で緩和ケアをしながら、ご家族に見守られて旅立ちました。


それらの動画を拝見して思ったこと。


今、自分の置かれている状況が、生きていく上でどれだけ恵まれているか、痛感しました。


【うつで気分が落ち込む】

【希死念慮】

【頭痛が治らない】

【外反母趾の悪化で歩行が苦痛になる】

【パニック発作の恐怖】


それらは相変わらずありますが、それでも生活が出来ていること。

例えば、ご飯を食べられてること。

仕事に行けているくらい体力があること。


それらは、病気になったらとても難しいことになります。

もちろん、がんの治療をしながら働いてらっしゃる方もたくさんいますが、なかなか健康だった時の生活通りにはいかないのかなと思います。


【希死念慮】があるくせに、がんになったらどうしよう…と、何とも言えない不安に襲われました。


その理由は多分、自分のタイミングで死ねる【自死】と違い、自分で死をコントロール出来ないから怖いんだと思います。


私は医療保険に加入していません。


がんになれば、入院や手術、抗がん剤治療や通院治療など、めっちゃお金かかります。

若旦那にも、相当な負担がかかります。


お金がかかった挙げ句、治療が有効、無効にかかわらず最終的に自分が亡くなった場合、その後の事も、心配です。

私の大量の私物を片付けるために苦労をさせてしまうであろう若旦那に大変申し訳ない気持ちがあります。


【希死念慮】の他にも、そういった【病気で亡くなること】を念頭におかなければならないと思いました。



自分の寿命は、自死以外では予想不可能です。


病気で亡くなるのは仕方ないにしても、若旦那や家族に迷惑だけはかけたくないので、今身体的に健康と言えるうちに、病気になった時のことを考えて生活しなきゃいけないと強く思いました。


メンタルが病んで生きづらいというのもしんどい事です。

でも、病気になって様々な苦痛や不自由を余儀なくされたら、きっと今のこの状態を『あの時はまだ恵まれていたんだ』と思う時がくるんだと思います。


だから、今こうやって生きていることを、【当たり前でしんどい】と思わずにしようと思いました。


2人に1人が罹るがん。

自分は大丈夫なんて保証はどこにも存在しませんよね。