🔙 前回の振り返り
前回の記事では、
「私がやらないと…」という
危険信号についてお話ししました。
抱え込みは責任感に見えて、
実は人とのつながりを遠ざけてしまう
メンタルアーマー(自分を守る鎧)。
![]()
![]()
![]()
「私がやらないと…」は危険信号。抱え込み癖をやめて軽く生きる方法
今回はその鎧を少し外してみる
実践編です。
「一人で仕上げてから」では遅すぎる
私が担当した
企業研修の場でのことです。
ある受講生の女性は、
企画書をいつも一人で完璧に仕上げてから
上司に提出していました。
けれど返ってくるのは
「方向性が違うからやり直し」の一言。
かなり時間をかけて
作り込んだ分だけ、
心も体も疲れ果てていたのです。
私が研修中に
「最初に軽く相談してみたらいかがですか?」
と問いかけると、彼女は即答しました。
でも、途中で見せたら
自分の力でできない人
って思われそうで怖いんです。
その言葉に、
周りの受講生も一斉にうなずいていたのを
今でも覚えています。
たった5分の相談が流れを変えた
彼女は研修後、
思い切って作業を始めてから
早い段階で上司に声をかけてみました。
「方向性が合っているかだけ、
5分でいいので見てもらえますか?」と。
すると上司は意外にも
「むしろ早めに確認してくれたほうが助かるよ」
と喜んでくれたのです。
それ以降、差し戻しは激減。
さらに「相談が上手い人」と評価され、
他の同僚からも「ちょっと意見聞かせて」と
声をかけられるようになったと報告してくれました。
相談は、自分の評価を下げるどころか、
信頼の輪を広げるきっかけになったのです。
心理学から見る「相談できない理由」
多くの人が
「途中で相談できない」と感じるのは、
評価されることへの不安 が
強いからです。
「未完成だと思われたらどうしよう」
「能力が足りないと判断されたら評価が下がる」
そんな思い込みが、
声をかける勇気を奪ってしまいます。
もうひとつは
完璧に仕上げてから出すのが正しい
という思考のクセ。
一見、誠意のように見えますが、
実は効率を下げる落とし穴です。
むしろ早めに共有することで安心感が生まれ、
信頼は強くなるのです。
つまり「5分だけ相談する」という行動は、
弱さではなく、
協力して成果を出せる自分 を育てていく
一歩になります。
今日のワーク
あなたも、今日から
「5分だけ相談」を実践してみましょう。
-
ランディングページやブログの記事に何時間も頭を悩ませる前に、
仲間に「タイトルや内容どう思う?」と聞いてみる -
新しいサービス案を、一人で固める前に
「こんな方向性ってニーズあるかな?」と軽くシェアしてみる -
外注先に依頼する時、「この部分はどう工夫できますか?」と
相談ベースで投げかけてみる
完璧に仕上げる前に、
たった一声かけるだけで、
スピードも信頼も完成度も変わってきます。
今日の問いかけ
自分一人で考え続けるよりも、
5分だけ相談したほうが
うまくいきそうなことはなんでしょうか?
誰に声をかけたいか、
ひとつ具体的に
イメージしてみてください。
🔔 次回の予告
次回は
『「完璧な選手」でなくてもいい。大坂なおみが教えてくれた自分を守る勇気』
お楽しみに♫
⭐︎完璧主義で手一杯な日々を卒業したいあなたへ
LINE公式で「無料プレゼント」お渡ししています。
【プレゼント】とメッセージを送っていただいた方に
読書会のご感想
☆読んだだけで終わらず、
一人では得られないものを得られて
大満足でした!
☆自分の意見を伝えることを難しく感じる人でも
他の人の意見、感想、やっていること等を聴くことで、
自分の視野を更に広げられると思いました。
☆初体験でドキドキでしたが、
みなさんの色んな感じ方を知る事ができて
楽しかったです。
それと同時に、自分の考え方も
はっきりと見える感じがあり、再確認できました。


