今日のバスルーぅ~ム
鏡の前小さな棚には、処狭しとご主人様のヘアケア用品が並んでいる…
「ふぅぅ~ヾ(@゜▽゜@)ノ
私新参もののトリートメントよ皆さんよろしくねぇ~」
「おっ?君は何時ものサロンからぁ?」
「はぁい♪ 昨日サロン帰りのご主人様と此処に帰ってきたんですぅ」
「ご主人様たら、おしゃれさんですものねぇ~皆さんもあのサロンからぁ?」
「そうそう!!(゜▽゜*)私 シャンプーのグレープ」
「私は、シャンプーでも、頭皮ケア専門のシャンプーのオレンジよ」
「私はトリートメントでもクリームタイプなの!!(゜▽゜*)専門はパーマ持ちを良くするのよ~」
………………
どうしたの???
聞かないほうが良いよ…
彼は此処でも古参のトリートメントさんさ
まぁサロン帰りじゃないって言うか……
ドラッグストアさんから来たんだって…
「僕だって…あの頃は…ご主人様の髪を命に頑張ってきたのに…(。´Д⊂)」
「今では振り向いてももらえない…(。´Д⊂)
次次に新しくて高級なケア製品がやって来て…(。´Д⊂)」
……………………………………
「多分僕はもうすぐ棄てられちゃうんだ
ご主人様の髪を守ることも出来ずに、明日は排水口行きかも…(。´Д⊂)」
………………………
「もっ……もぅ~ヾ(@゜▽゜@)ノ
元気出してご主人様の気分転換に君だって活躍できるときがあるよきっと来るよ!!(゜▽゜*)」
「良いんだ…もう 」
ざわざわざわざわざわざわ…
「だけども…ねっ……」
知ってるんだ
もうすぐこのバスルームに高級シャワーヘッドがやって来る…
そのシャワーヘッドが!!
化粧水の様なお湯を出すんだって!!
お風呂がエステサロンなんだって
ヘアサロンも真っ青だよ
つまり、
つまり…トリートメントもシャンプーも要らなくなるようなお湯が出るんだよ…もう
もう
もぅ…僕たちは皆お払い箱ってこと
あるかもなんだよ…(。´Д⊂)!!
きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!
(゜ロ゜ノ)ノ
一同顔色悪し…
その時
あらっ!!
バスルームの外でバタンッと、何かが落ち音がした。
外で…………
入浴剤たちが大騒ぎになってた!!
君たちもか…
もう
ご主人様の高級思考…
あれは
罪な趣味だね
★古参のトリートメント談★