先週土曜日、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が初放送されました。

ご覧になった方も多かったでしょうね。私もです。

 

もう公開から一年(弱)、経ったんですねえ…。早いです。

 

去年の公開時、さほど興味のない娘を無理矢理連れて、映画館に行くつもりでした。言うまでもなくコロナ禍ゆえ、いつもとは違う状況。カレンダーとにらめっこして、面倒くさがる娘の都合を聞いていました。

 

それが。何度も書いて恐縮ですが母の怪我で帰省し、予定なんて吹っ飛んでしまい。

 

まあ無理すれば、こちらで甥や弟と一緒に見に行くことも出来たのですが、当時はまだ母が家に帰って来られるかもという望みがあったため、家の片付け最優先。時間的にも気持ち的にも、映画館どころではなく。残念でした。

 

無限列車のCMというかポスターやイラスト等々を見ると、去年のことが思い出されて。

 

映画でもスポーツでも建物でも食べ物でも花でも服でも、ホント何であっても気持ちを乗せたものは、後から返してくれるんですよねえ。切なくて辛い時の方が多い気がしますが…。

 

 

実は私、「鬼滅の刃」を知ったのは、カンタービレの朝香様のブログでございまして。

 

自活した息子がもし家にいたなら、話題になる前に知っていたはずなんですけどね。中学からずっとアニメ好きだったもので。「これくらいでオタクと呼んだら、本当のオタクの人達に失礼だ」と本人が言う、たいしたことないレベルでしたが。

 

息子が録画してあったアニメを見て、興味が湧いたり好きになって、読んだ漫画が沢山あります。そういう頃であれば、「鬼滅」もきっと同じでした。

 

 

息子からのアニメ情報が途切れた今では余所から。「鬼滅の刃」はカンタービレさんから。

 

アニメ開始は一昨年、2019年4月。原作の掲載は週刊少年ジャンプで2016年2月。

日本の大正時代を舞台に、主人公の少年が鬼と化した妹を人間に戻すために鬼たちと戦う姿を描く、和風の剣戟奇譚。(wikiより)

 

そういう基本的なことを調べていて、気付いたことがありまして。

大正時代って、祖父と祖母が子供から大人になっていった時代じゃないの!

 

…とってもとっても今更なんです。我ながら、アホだと思いっ切り自覚しました。

 

ただ言い訳をさせてもらえば、祖父母共に子供の頃の話はしていましたけれど、あまり大正時代だと意識するような話ではなかったんです。

 

考えてみれば当然のことで、昔話をしている方も、その話を聞いている方も、どちらも子供なのだから何時代かなんて関係ないんですよね。当然、曖昧。

 

大人になった昭和初期からは、よく話していたこともあり覚えています。聞いている私も、昭和であればイメージしやすかったというのも大きくて。

 

 

大正時代。

私が10代後半から20代前半の頃、「モボ・モガ」が、雑誌で随分と紹介されていました。

 

朝ドラでも明治から始まった女性の一代記の場合、大正時代に差し掛かるとモガのハイカラな女性が出てたりしますよね。今見てもオシャレで新しくて。一度真似してみたかった。

 

着物も同じで、「大正ロマン」と銘打って、それまでのものとは別の、独特な着物が売られていました。似合わないのは分かっていたので買う気はなく。でも眺めるのは好きでした。

 

 

「鬼滅」の着物も、基本的に現代(戦争以後)とも、時代劇で見る江戸時代とも異なった色柄具合で描かれていて、吾峠先生も色々参考にして考えたんだろうな~と思って見てます。

 

大正は 1912/7/30~1926/12/25 の15年間。

祖母は明治43・1910年生まれなので、2歳~16歳。3歳上の祖父は、5~19歳。

 

祖父はともかく(服装や流行りがどうだったかなんて、明治生まれの男性に聞いたって仕方ないw)、祖母にもっと聞いておきたかったな~と、物凄く今更なことを。

 

でもまあ年齢的に、服装や流行の記憶なんて後期からようやくって感じで、やっぱり昭和に入らないと具体的には無理だったでしょうけれどね。北関東の田舎の生まれだし。(苦笑)

 

 

大正に少女時代を送り、昭和に結婚して子供を産み孫まで育て、祖母は昭和の終わりに亡くなりました。祖父は平成、曾孫が小学生と幼稚園に入ってから。ありがたいことでした。

 

 

元は祖母の雨草履。

ということは、少なめに見積もっても35年前のもの。ダメになってました。…当たり前。まさか令和まで取っておいてもらえるとは、草履も思わなかったことでしょう。

 

祖母を思い出すと、着物を着たくなります。。

 

 

「鬼滅」では、もう少し思ったこと感じたことがあるので、引き続き書くつもりでいます。

 

宜しければお付き合いくださいませ。

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

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