久しぶりに銀座に行って参りました。
田舎者で、且つ東京の南西部住みなもので、何か用事がないと行くことなく。
前回は昨秋の歌舞伎座かな。
その昔は、隣の東京駅近辺で働いていたというのに。昔々、およそ30年前。
今となっては、毎日皇居の東側まで通っていたなんて嘘のようですよ。
城東営業部って呼び方、今もしてるかな?
城西、城北、城南。信用金庫の社名で残っていますが。
新入社員なんてまだ子供ですから、初めて聞いた時、一瞬「お城?」と「?」が浮かび、すぐに「そっかー、皇居か!お城だわ、お城!」と、江戸時代から続く歴史を感じて、何だかとっても嬉しくなったのを覚えています。
で、銀座。当時は友達も近くで働いていたし、会社帰りにふらっと歩くこともあったんですが。
行動範囲って、出不精な者にとっては、住んだ場所で決まるものでございまして…。
電車と地下鉄を乗り継いで、1時間掛からずに着くんですけどねえ~。
今回の銀座は、友達のご主人の個展に。
娘が無理だったので一人で行くつもりだったんですが、仕事の関係で今は江東区に仮住まい?の友達に声を掛けたら、喜んで行ってくれることに。
個展の主の奥さんと、一緒に見に行った友達も、昔のママ友。
ただ、私はどちらともよく会ってるけれど、彼女達はもう20年ぶりくらい?
肝心の絵はそっちのけで、昔話と今何してるか話に花が咲きました。
どちらも私がキモノを着るのは理解済みなので、気を遣うことなく着物でOK。
帯に合わせて着物を選んだら、ピンクの江戸小紋を染め直した、紫の色無地になりました。
染め直しなので、紋は入っていません。
苦手な関東巻きで、前帯部分に魔女。
帯揚げは、お太鼓に掛かる部分は紫で、前帯部分は極薄い緑と薄紫のブロック市松。
帯締めは、薄紫で真ん中に斑。(ちゃんとした名称、調べないと)
魔女帯。ハロウィンの時季に締めれば、ハロウィン帯。
二人とも気付いてくれて、「ハロウィンだもんね~」と。
「うちらの子供達が幼稚園辺りから、一般化してきたよね」
「昭和生まれ昭和育ちだから、あんまりハロウィン盛り上がれないんだよねー」
「何と言っても、ハロウィンを英語の教科書で知った世代だから。new horizon」
「孫が生まれれば、イヤでも関わることになるんだって」
「今、幼稚園や保育園では必ずやるみたいだもんね」
「Eテレで、針と糸を使わないで接着剤で衣装作るの、やってた」
「今年の渋谷はどうなのかな?また酷いのかな?」等々…。
馴染めないまま、慣れて行くみたいです。
祖母達にとってのクリスマスやバレンタインは、こういう感じだったのかしら?
ご飯は、イタリア&スペイン料理のお店。
最初に出て来たサラダ。
食べるのと喋るのとで忙しすぎて、写真撮るのすっかり忘れました。
こってりクリームソース系を堪能。アヒージョも美味しかった。
全部、彼女が取り分けてくれました。いやはや。いつまでも世話になりっぱなし。
今年、ハロウィン帯として締められて満足。
次にこの帯を締める時は、ハロウィンではなく、眠りかシンデレラかな?
お読みいただき、ありがとうございます。