昨日の即位礼正殿の儀に出席した、安倍晋三総理夫人・昭恵さんの服装が話題になっているようですね。
実は私も、カメラがスーッと来賓の最前列を流して行き昭恵夫人が映った際、「え?」と思った一人でした。
皆さま、もうご存じと思いますが。こちら。
(画像は勿論、お借りしました。そのうち表示されなくなります)
「ドレスコード違反では?」という声も上がっていたそうですが、私はそこまでは思いませんでした。デイドレスなので、違反ではありませんから。
(知ったかぶりっぽくてナンですがw、冗談抜きに一応知っていたもので)
ただ、何で座ったら膝が出るドレスにしたかなあ?と。
ドレスを選んだ時(または誂えた時)、座って確認しなかったの?と。
ワンピースは座ると引っ張られて上がってしまいますからね。
立っている時にどれくらいの丈だったのかと、画像を探しました。
ありました。こちら→@niftyニュース 2019/10/22
うーん…((+_+))。。膝丈も膝丈、膝が隠れ切らなくてお皿が少し見えるくらい、膝の後ろの関節ピッタリくらいの丈でした。
デザイン的にちょっとダサくなるけれど、あと10㎝長く、しっかり膝下丈ならば、座っても膝頭に掛かるくらいにはなって横から太腿が見えることはなかったでしょう。
それに+10㎝、あと20㎝長ければミディ丈で、座っても膝頭は隠れたでしょうし。
思うに、気を遣い過ぎておかしなことになったような気がします。
上の画像には写っていませんが、麻生財務相夫人の緑のロングドレス姿が素敵だったんですよ。たまたま宮殿に入る時も見たのですが、まあ華やかで。
その対比もあって、尚更批判が出てしまった気がしなくもなく。
日柄的に、当たり前に友人達とその話になり、
「普通に訪問着で良いのにねえ」
「他の時には訪問着を着てるのに、何故、昨日はあの短いワンピースだったのかしらね?」
「洋装なら洋装でもいいから、ロングドレスにして欲しかったわよ」
「総理夫人なんだから、訪問着か、何なら色留袖でも良かったんじゃない?」
等々、かしましく。(苦笑)
昭恵さん贔屓の人もいれば、あれはダメだわ的な人もいる、普通の環境。
私はといえば、庇うわけではありませんが、
『訪問着は、年配の方に譲る感じだったんですかねえ?』
『招待客のご婦人方は年配が多いので、殆どが着物だと踏んで、50代後半でも若い方に入りますから、ドレスで来る方のことも考えて、ドレスにしたんじゃないですかね?』
勿論、その後に「それにしたって短いわよ」と続きましたが、それは同意。
普段、全く着ていない人ならまだしも、訪問着けっこう着てるんですよね、昭恵さん。
だからこそ、「勿体ない」「何故?」って思った人も多かったような気もします。
それにしても。
皆が口々に、「普通に訪問着を着ればいいじゃない」って言うのが、何気にツボで。
ネットでドレスコード云々って騒がれたわけですが、それ以前の問題もあり。
着物が廃れつつある昨今、「普通に訪問着」ってのが昭和かもと。
訪問着を持ってないとか、そもそも訪問着って何? 着物って振袖と浴衣とそれ以外だけじゃないの?とか、色々と疑問符が浮かんだ若い人も多かったのではないかと。
何の疑問も持たず、当たり前に「普通に訪問着」発言は、やっぱりアラフィフ以上の、昭和のうちに10代後半~20代になった世代までよねー…と思った次第。
(着物に詳しい若い人除く)
冠婚葬祭や祝い事での着物姿が、自然と目に入って来た世代なんですよね。
留袖、訪問着、(付下げ)、小紋、紬という区分も、そこそこの家なら身に付いた常識で。
言うまでもなく、普段に小紋や紬を着る人は減る一方ですが、成人式の振袖、結婚式の黒留袖と色留袖、授賞式やお祝い事での訪問着等々、廃れて欲しくないですね。
キモノを着ている母がいても、全く詳しくなる気配のない、自分で着られるようになる気も一切ない娘を持っているもので。。。他人事ではなく切実な願いでございました。
お読みいただき、ありがとうございます。