梅雨らしい雨の東京です。

 

やらなきゃいけないことが山積みでも、こういう日に家にいると、映画でも見たくなります。

 

雨風が強い時は何故か落ち着いていられなくて、何かしらせずにいられなくなる不思議。窓も開けられないのに、掃除や片付けをしたくなったりしてね。苦笑。

 

ホント人間って、その時々の気候・気圧に左右されるものなんですよねえ。

 

そこをどうにか堪えて、やるべき仕事をこなしていかないと…。ガンバ。

 

とまあ、今うちではデッキが壊れていて、DVDやBDが再生出来なくなっているものですから、DVDを借りても見られないんですけどね。

 

 

壊れる前に、小津安二郎監督の作品を見ていて良かったです。

 

着物と洋服が混在していた時代の話ですから、女優さん達の自然な着物姿も、ウエストがキュッとしまった当時流行りの洋服姿も、どちらも素敵で♡

 

原節子さんを始め、山本富士子さん、岩下志麻さん、岡田茉莉子さん、淡島千景さん、有馬稲子さん、京マチ子さん、司葉子さん、若尾文子さん等々の美しさといったらもう!

 

あー、デッキを買い替えたら、また見たいわ。

(娘と相談の結果、修理はせず、そのうちダメになったら買い替えることにした由)

 

綺麗な女の人好きの私といたしましては、歴代の美人女優さん達は、眺めて満足。

 

年齢的にも元々の素材的にも、さして参考にはならないという…。(_ _。)

 

 

それもあってか、見ていた時には余り意識していなかったのですが、脇役の女優さん達の印象が強く残っています。

 

上とは逆で、年齢的にも立場や役割的にも、共通点が多いということなのでしょうね。

 

田中絹代さん、沢村貞子さん、杉村春子さん、浦辺粂子さん他、名もない役の方々も。どの作品のどの役どころ、ということではなく、全体的に見ての話です。

 

家の中でも外出時でも、体に添った自然な着方。

馴染んでいるとは、まさにこのことでね。

 

普段に着ていたんですものね。当たり前っちゃあ、当たり前の話なんですが。

 

今の私達の洋服と同じ。

普段はジーンズやシャツ、お出掛けにワンピースやツーピース、ジャケット。

 

(まあ洋服でも似合う似合わないがありますが、今は置いておいて。)

 

 

その自然な着物姿の中で、「やっぱり私、どうにかしないと!」と思ったのが、羽織です。

 

今一つ似合わないなと、ずーっと思いながら着ているんですが、これから先も、道行や道中着ではなく羽織が良い時が必ずあるわけで。春の紗羽織は毎年着てますし。

 

もしかしたら、サイズ・寸法の問題があるのかな?と思って、こちらの本を買いました。

 

「着姿をキレイに見せる きものの仕立て方・頼み方」 木村幸夫著・世界文化社

 

以前、図書館で借りたことがあります。

再び着始めて間もない頃でしたから、「そういうものなのねー」くらいの認識でした。

 

7年着続けた今では、さして知識のない私でも、「あー、そういうことかー」に変わっています。着ていなければ分からないこと、着続けたからこそ分かること細かなことが意外と多くて。

 

寸法に関しての本、しかも素人にでも分かる本は、そうありませんから、こちらは有難く。

 

それに寸法の問題は羽織に限らず、40代半ばと、50代も半ば近くになった今とでは、体型的にも色々と異なる部分も出て来て。

 

これから先を考えて、寸法を考えようと思っています。

 

以前、笹島寿美先生が、『ある年齢でそれに気付いて、3分だったか5分だったか緩めに仕立てるようにしたら、また体に馴染むようになった』ということを書いてらっしゃいました。

 

今の私がその通り。

羽織に関しては前々からですが、おそらく着物も長襦袢も。

 

簡単に書いていますが、寸法を直して作った後、実際に着て試してみないと、それで良かったかどうか分からないんですよね。

 

結構な時間がかかりますが、こつこつ地道な作業をして行こうと思います。

 

 

お読みいただき、ありがとうございます。

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