先日、夜9時過ぎ。家の電話が鳴りました。スマホではなく、家電。

 

何か(良くないことが)あったかと思い、慌てて取ったら母でした。母からということは、弟家族か従兄に何か?と一瞬思いましたが、のんびりした口調だったので、そんなことはないなと。

 

いつもは8時台に寝てしまう母なのに、「テレビ見てたら、こんな時間になっちゃって」と。

 

「メロンが届いた。沢山入っているから明日2個送る」…かいつまむと、こういう話なんですが、何も夜9時過ぎてからわざわざ電話してこなくても。明日になってからでよかろうに。

 

母は、あらゆることをテキパキ済ませていく人。その日に済ませようと思ったことは、その日のうちにやってしまうのが常。天気の急変や、突然の客人があって予定が狂ったとしても、繰り越すのはせいぜい2.3日。やり残すということが、滅多にない人です。

 

当然、期間が変わってもそれは同じで、その週に・その月に・その季節に・その年に等々、よほどのことがない限り、必ず終わらせます。

 

よって、私に電話しようと思っていたのを、ふと思い出し、慌てて電話してきたらしく。

 

いや~。気持ちは分かるけど明日でいい。

前日の「送るよ」と、当日の「送ったよ」の両方を知らせるのが母なのですが。

 

 

この母の電話で、夜に家の電話が鳴るのは、極々稀なことになったと気付きました。

 

この前は、いったいいつだったんだろう?と思い巡らしました。

 

鍵を忘れた娘が、真夜中に玄関のドア前から電話して「ママ~、開けて~」は抜きとして。

 

で、やっぱりご想像の通り、良くない話なんですね。義父からの義母に関する電話でした。

 

 

この約10年で、本当に変わりました。振り返ってみてビックリですよ。

家の電話は、企業からか、母と親戚のみ。友達と家族は、携帯に。

 

「マンション売りませんか?」「お墓買いませんか?」「貴金属やブランド品売りませんか?」「金地金やプラチナ買いませんか?」「投資に興味ありませんか?」…etc.

 

今どれくらいの人が、家の電話に掛かってくる、こういうセールスに応えているのでしょう?

電話番号表示機能をお使いの方も多いでしょうから、出ませんよねえ。

 

 

知人が使っていた30年前の携帯電話は、A4判ラジオのような機器があっての電話でした。その後、その補助機器なしで、大きな受話器のみの携帯電話に。

 

お笑い芸人の平野ノラで思い出した人も多かったのでは?あの大きな四角張った受話器。

 

20年以上前、子供達が遊んだ玩具の携帯電話が、丁度ああいうものでした。固定電話の子機が当たり前になった頃ですが、まだ結構大きかったですし。

 

うちの子育て期は、まだ電話が全盛期。子機を首と肩に挟んで水仕事以外の軽い家事をしながら、長電話していました。今は、メール(ライン等含む)が主でしょうね~。

 

幼稚園から高校まで、連絡網は家の電話。小学校の高学年辺りから携帯番号を添えるようになり、高校では携帯併記が普通。メルアドなし。今は、メール一斉送信じゃないのかな?

 

もう辞めましたが2009年に入ったバレエ教室の連絡網、最初は電話でした。古い教室なので昔からのやり方そのままでしたが、若い人が役員になってメールに変わりました。

 

徐々に徐々に、通信の仕方が変わってきたんですよね。

 

そういえば10年くらい前から、友達に電話する前に「今から電話していい?」とメールで聞くようになりましたもの。その前は一旦かけて、今話せるか後の方が良いか、都合を聞く形。

 

要は携帯電話の普及によって、変わって行ったわけで。

 

 

普段なら掛かって来ない時間の母からの電話で、「家の固定電話」の存在を考えてしまいました。はい、要らないな~って。息子の部屋には無く、携帯のみ。それで済むんですよね。

 

今すぐの話ではありませんが、無くす方向で考え始めています。変わるものですね。

 

 

先日、アップし忘れたコーデ。備忘録ブログなのでお許しを。

 

こちらは変わることなく、この着物にこの帯で、何年も着続けるでしょうねえ~。

そう考えると、着物ってやっぱり長生きだわ~。

 

まあ、着るものは洋服でも和服でも、本人が平気なら周りは関係ないですし。

 

長持ちするものは、着るものでも日用品でも、とにかくなるべく大事に長く使いたいな~と、そのうち処分予定のファクス電話機を見てしみじみ思いました。

 

 

お読みいただき、ありがとうございます。