あまりの暑さに、体力の更なる衰えを感じずにはいられませんでした。

 

母が私の年には、まだ元気でテキパキ動いていたのを思うと、自分のだらしなさと主婦・母としての甲斐性のなさに情けなくなります。

 

ただ昨日は、昼までさほど風が強くなかったので、お布団を干しました。このところの汗と言ったらもう…ですから、家にいて風のない日には干さないと。

 

2.3時間くらい裏返して干し終えたら、欲張らずにまだ体力が残っているうちに取り込みます。たかだか数枚でも重さがね。畳む時は平行移動だけですが、干すとなるとそうはいきません。普段は持つことのない重さなんですよ。意外と重労働。

 

 

そうそう、昨日(7/4)の夕方は、みるみるうちに曇って来て、夕立と言っていいの、これ?くらいの雷雨でした。それまでいいだけ照らされて熱くなっていた家々の屋根からは、水蒸気が上がっていました。雷はゴロゴロ唸ってましたが、近くに落ちた形跡なし。

 

まだ小雨は降っていたものの明るくなって、黒い雲がかかっている東の空を見ると、虹が掛かりました。短い時間で消えてしまいましたけれど。

 

この気象状況だけ見ると、梅雨明け間近なんですよねえ…。先月からたいして雨は降ってないのに。関東の水瓶、大丈夫なのでしょうか?

 

 

横浜の駅の地下街のタイル絵。

レンガ倉庫は全国にありますが、船が浮かんでいる海がね、横浜らしくて。

 

 

単衣時期は、ほんの数回しか着物で出掛けませんでした。まあ春単衣は、袷の時期から着ても構わないと分かっていても、準備が悪いのと、頭が固くてちょっと憚られてね。いつもこんなもんなのかな?秋の方が長く着てます。

 

先日、白大島風のポリエステルを初卸しで着た時、それなりに考えて揃えたはずなのに、やっぱり下手だなあ…と、地味に落ち込みましてね。

 

何がダメなのか、どこで間違うのか、少し考えてみることにしました。

 

元々今年は、購買欲が落ちているのを幸いとして、これからを考える年と銘打っていますから、その点では丁度良く。苦笑。

 

何冊か、着物本も新しく買いましたが、その前にこちら。

 

「きもの自分流入門」 田中敦子著 小学館 2012年9月発行

 

読み直してます。私にとっての、着物バイブルです。

 

買ったのは2013年かな。その時には既に色々と手元の着物に手を入れてしまっていて。呉服屋さんの話も聞きましたし自分では冷静なつもりだったのですが、今思えば全然でした。

 

余談ですが、一番の失敗は白地綸子の羽織。前に画像アップもしました。

 

呉服屋さんも、渋い顔するだけじゃなくて「やめたほうがいい」って言えれば良いんですけど、そうも行かなかったでしょうねえ。客の側が「羽織にしたい」と言うのですから。

 

小紋を羽織にするなら、皆さま、縮緬地でお願いします。

 

 

冒頭は、田中敦子さんと森田空美先生の対談で始まるのですが、これが如何にも、このお二人なればこそのお話しで。

 

何度読み返しても新鮮です。他の着物本にはないスタンスだからでしょうね。

 

森田先生や田中さんの着物の着方・着こなし方は、当然好き嫌いがあるでしょうが、お茶と冠婚葬祭以外の、要はお洒落着・お出掛け着的なものでは、私もこう着たいと思います。

 

ただ、森田先生推奨の糸に力のある紬は、おいそれと手が出せる代物ではないので、とてもじゃありませんが無理。

 

ですが、言っていることには納得です。若い頃に紬を着てみたくて、安い紬を買ったのですが、白茶けてしまって。何度も着たので後悔はありませんが、まさに糸に力がない感じ。

 

昔ですが、別の呉服屋さんでローンで良いものも買いまして。洗い張りして娘用に仕立て直したのですが、艶が良くなってね。森田先生の言う通り、力があるなあと感心しました。

 

そこまで良い品ではありませんが、色掛けして自分用に仕立て直した紬も、まあまあなので今も着られます。例えば背広もウール生地次第ですし、当然なんですよね。

 

それもあって、リサイクルで探しました。新品・正価では厳しい品も、リサイクルなら多少高くても何とかなりますから。恐らくこれからも、リサイクル紬を探して行くでしょう。

 

と、こう書いてきて、やっぱり紬を着たいんだな~とね。書くことでの自覚。

 

 

帯は、一昨年・一昨々年辺りまで、とにかく数が必要で増やしてきました。一通り賄えるようになった今、季節柄のものにも惹かれるのですが、「テキスタイルとして美しい帯を」との一文が目に留まりました。これからは、これかな?

 

相反するようですが、ものを増やしたくないんですよ。一旦買ったら、買い替えたり、早々に処分するのではなく、長く使い続けたいと思うのです。

 

洋服はそうはいきませんから、せめて着物と帯はね。欲張りかもしれませんが、今から買うものの大半は、死ぬまで着続けたいと思うのですよ。

 

着物熱再燃して早5年。この5年間で買ったものや直したものの中には、間違いもあります。それはそれと受け止めて、まだまだ初心者・入門者の気持ちで、出直したいと思います。

 

 

ゆっくり読み直します。着物を着始めて32年経っての入門書です。

 

 

お読みいただき、ありがとうございます。