冬至です。今年は22日。
カボチャを頂きます。ただし、色気も素っ気もない冷凍ですが。(苦笑)

だって~と、言い訳を許してもらえれば、①大きいのを切る力がない ②沢山煮ても私しか食べない ③冷凍の方が味の失敗が少ない。

冷凍ではなく、ちゃんと買って切っての普通の煮物も、小豆との「いとこ煮」も好きですが、上記の理由で、今日はレンジでチンして潰してバターで混ぜてパイの中身みたいにします。マッシュカボチャ?

冬至は、子どもにカボチャを食べさせる良い機会でした。特に嫌いな食品ではなかったので、いつでも食べてくれましたが、「冬至に食べるもの」という、昔からある日本の風習を教えることが主な目的。

今の20代30代の若いお母さん、まさかカボチャと言えばハロウインだけなんて言いませんよね?冬至にカボチャは私達の年代には当たり前でも、若い人達では知らない人も多いとのこと。

教わらなければ知らないのも仕方なく。本人の常識と情報把握の問題もなくはないですが、上の年代の責任もありますね。

教えてきたつもりですが、私自身も含めて、うちも色々怪しいです。折々に見直して行こうと思います。


今更ながら、明るく若い色の帯締めを買いました。
橙の帯締め 

薄い橙色です。洗朱か朱華が近いかな?朱色を薄めた感じ。

秋から冬にかけては、臙脂色の帯締めをよく使います。他には、薄い色の帯の時には紫紺や濃い紫で、濃い色の時には銀鼠。帯揚げの関係もあって、あまりバリエーションがありません。

特に今年、うっかりして他の着物に合わせた時の帯締めを、着物を替えたのにそのまま締めてしまいました。落ち着きませんでした。

初めに用意した着物は、グレーを色掛けした赤い鮫小紋。帯は墨色。それに臙脂色だとしつこくなるため、迷った挙げ句薄紫に。

替えて着たのは、ごく薄いクリーム色の小紋。それなら臙脂色で大丈夫でしたが、時間無く慌てていたのでそのまま薄紫。まあ、おかしくはありませんでしたが、秋には物足りない感じでした。

薄紫も銀鼠も薄いグレーも良いのですが、濃い色の帯に締める帯締め、もう少し違う色が欲しいなあと。ちょっと前から春用にはピンクと薄緑を買おうと思っていますが、さて秋用には…?考えました。

そこでポワンと浮かんだのが、薄い橙色。

若い頃にも締めたことの無い色です。10代は濃淡のピンク、黄緑、赤。20代になって水色が加わりましたが、橙は一本もありません。

何故だろうと考えてすぐに答えは出ました。帯は赤や朱、着物も赤やピンク系が多かったわけですから。同系色だと埋没するわ、くどくなるわですから、そりゃ買いません。

今は重ねた年齢によって、すっかり路線が変わりましたから、「橙」が思い浮かんだということで。秋らしい紅葉の色味にもなしますし。

買ってから、さすがにちょっと若かったかな~?と思ったのが本音ですが、たぶん大丈夫だと思います。締める帯は黒が殆どでしょうから。

イメージした帯揚げと一緒に撮ってみました。
サーモン帯揚げ 
これだと、秋というより春の色ですね。

帯揚げはどちらも薄い桃色ですが、少し橙が入っているサーモンピンク系で、薄い東雲色とか乙女色辺り。

橙・茶の帯揚げ 
全く違う色に写っているので不思議でしょうが、実物は赤味ある濃い焦げ茶の帯揚げです。煤色(深く渋い橙)や鳶色(深く渋い赤)辺り。

奥にある赤が意外と調和しているので、これなら秋に良いなと。

季節が過ぎてからの購入なので、すぐには使わないと思いますが、今までにない綺麗な色で、帯締めの列の中でもひときわ華やか。

彩度の高い暖色系。初めてなので、使えるかどうか実は不安です。使えなかったら、手にとって眺めて楽しむことにします。持ってるだけで嬉しくなる綺麗な色、大好きです。


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