天気が心配でしたが、良い方に外れた、秋の日のお茶会。
階段の踊り場の窓から見えた景色が、とっても綺麗で。
神社仏閣の日本建築に関しては全くの門外漢で、「和風総本家」で見ただけなのですが、こうして間近で目にすると、その美しさに素直に惹きつけられますね。
新緑も良いでしょうが、やはり紅葉の季節は格別です。
点心付きだったので、お昼にはお膳を。
久しぶりの、ちゃんとした精進料理でした。
こういった昔からある和食のお料理って、滋養がありますよね。とても薄味で、中には「お醤油が欲しい」とか「お塩を持ってくれば良かった」と言っている声も聞こえて、ちょっと面白かったです。まあ、それくらい薄かったんですけど。(;^_^A
一緒に行った子が、気を利かせて撮ってくれました。
人が足りず忙しかったのですが、先生のご配慮で、他の席にも何とか最後に勉強に伺うことが出来ました。回数を重ねて慣れるしかありませんからね。
お菓子の名称は覚えていませんが、「柿」の練り切りで、中身も香り豊かな「柿あん」でした。表側の柿色のところが香ったのか、それとも真ん中の白いところなのか分かりませんでしたが。凝っていて素敵なお菓子でした。
あとは、紅葉した葉のお菓子の席もありました。うちのお菓子は栗を使ったものでしたし、他のお席も別の意匠だったそうで、各々被らなくてほっとしました。
忙しく慌しかったので、写真を撮る時間がなくて。帰宅後です。
斜めになっていますねえ。(反転させました。)
帯は、着物熱再燃してすぐに買ったもの。小紋に合う、年齢に即した帯がなかったもので。当時は分かりませんでしたが、多く出回っている織柄ですね。殆どの小紋に合わせられ、便利に使っています。お手頃でしたし、有難い帯です。
着物は色無地に見えますが、実は江戸小紋に色を掛けたもの。
「色無地もどき」と呼んでいます。
前はピンクで、色々な種類の江戸小紋の柄が段々に染められていました。その柄が消えたので、ほぼ色無地にしか見えません。
よーく目を凝らすと少し濃淡の段になっているのですが、まず分かりません。当然、紋は入っていませんが、色無地として着てしまうことにしました。お茶会にはぴったりです。
元が元なので、目立ちませんがシミもあります。ピンクの江戸小紋、若い頃に満足するくらい着ました。それに一旦は、売ることしか考えていない呉服屋さんに「仕舞っておきましょう」と言われた着物です。
そのため全く惜しくなく、天気が不安定で雨も予想された日に着て行くことが出来る、有難い着物になりました。o(^-^)o
道行はブルーグレーの地味~なもの。色無地もどきと合わせて、「法事セット」と呼んでいます。一昨年に誂えた道行が綺麗な赤紫で少し派手めなので、墓参や法事等の地味にすべき時の為に、翌年(昨年)こちらを作りました。
仕上がってきた時には、ちょっと地味過ぎる感じもしましたが、思った以上に着ています。若い人なら羽織ものを着ていなくても許されますが、この年だとそうも行かないことも多く。気が小さいものでね。浮くのは疲れますから。
友人のお茶会に行く予定だったのですが、当の本人が忙しくて出られないらしいので取りやめました。来年、大丈夫なら伺うつもりです。そのため、今年のお茶会はこれでお終い。もっとスムーズに出来るよう、精進したいと思います。
お読みいただき、ありがとうございます。