先月、駅に置いてあるパンフレットを、珍しく手に取りました。
私、極端に乗り物に弱いため、滅多に遠出が出来ません。後々疲れが残り、日常生活に支障を来すもので。パンフは娘のため。紫陽花を見に行くからと。
で、娘は早々に友達や彼氏と、鎌倉のメジャーなところに行って参りまして。長谷寺は、整理券を配って入場させるそうですね。
薔薇と同様に、紫陽花の新種にも個性的な名前が付けられていると、初めて知りました。そういう紫陽花を気に入って、写真を数枚撮って来ていました。よく見る、斜面に咲く紫陽花の写真はゼロでした・・・。
そのパンフに載っていたのが、川崎市のあじさい寺。
天台宗長尾山妙楽寺。
長尾寺、威光寺とも呼ばれ、源氏累代の祈祷所のお寺だったそう。
弟と暮らしていた頃も、叔母が住んでいた、この路線でした。
叔母の駅は家賃の関係で住めず、3.4駅下ったところに借りました。私は結婚し弟も就職して離れましたが、何故かその後また引っ越して戻って来ました。慣れって、大きいです。
合わせると、結構な年数になるはずなのですが、乗り物苦手と生来の出不精が重なって、殆ど小旅行もしていません。ここに来てようやく勿体ないと思うようになりました。実家に帰る可能性もあるので、少々焦っています。
愚息が日光に行く際、無理して一眼レフを買いました。せっかく買った玩具ですから、たまに使わないと、それこそ勿体ない。
「あじさい寺に行く?」と誘ったら、乗ってきました。写真を撮る際の、構図の練習をしたいそうで。私は、駅からバスに乗ったり、歩いたりせずに済むようになり、大助かり。
思うようにお互いの都合もつかず、雨も続いたため行けなくて、「このままだと、枯れちゃうよ。」と、愚息がぼやいていたのですが、先週、晴れ間にどうにか行って来ました。
多摩丘陵にあるので、かなり登ります。これを歩いたとしたら、相当難儀したろうと思います。息子よ有難う。
私のIXYで撮ってもらおうとしたら、「そんなの使いたくない。」と、のたまって、自分のcanonで撮ってくれました。いつか可愛い彼女を撮る時のために、せっせと練習です。いつになることやら・・・。
せっかくなので、その時の写真を何枚か。
逆光で撮ってみたかったようです。
モデルが誰であっても雰囲気が出ます。
約20種類・1000株ほど植えられているとのこと。
雨続きだったので、花も葉も生き生きとしていました。咲き終えても葉が元気だと、景色に勢いがつきます。
小高い山の崖に段々と、色々な種類が植えられており、色の変化が楽しいです。咲き終えたもの、これから盛りとなるものと、様々です。
立派な鐘楼堂が、丁度良いアクセントになっています。
秋の夕暮れ時には、さぞしみじみと風情があることでしょう。
息子と出掛ける時の着物は、こういう無彩色系が良いです。あまり、着物キモノしてない方が、しっくり来ます。娘なら、色がもっと入っていても良いのですがね。
時間的には短かかったのですが、満足の一日でした。
お読みいただき、ありがとうございます。