前回の「タラコ事件」で急遽入院することになったサンマのお義母さんはショックだったらしいが直ぐに点滴を受ける事となった。 


その間、付き添っていた私は入院の手続きをし、旦那にメールを入れておいた。 
点滴終了後、サンマのお義母さんの希望で4人部屋はイヤだからと、2人部屋に入った。


私は、一旦帰宅しサンマのお義母さんの肌着やパジャマや小物を用意することにした。 
被害妄想が酷いサンマのお義母さんなので、普段私はサンマのお義母さんの部屋には入らない。 しかし、今回は旦那も帰ってきていないし、仕方がない。 


どこに何が有るか分からないので、取りあえず箪笥の引出を開けて、私は絶句した。


そこには、広告の裏に書かれたメモが一番上に置かれていた


目を凝らして見ていると、ミミズのような字で


「人の物を盗るのは、お前は盗っ人だ」


と書かれていた。  



次の引出には、



「お天道様はお前の悪事を全て見ている」



と、メモが置かれていた。



そう、これらのメモは私に向けられて書かれていたのである。 





この2枚のメモを見ただけで何とも言えない思いが私を襲った




なんだかんだ言って、サンマのお義母さんの体調を心配していたが、やっぱりこんな風に思われていたんだと思ったら悲しかったしょぼん。 悲しかったしょぼん



暫く、何もできずその場に泣き崩れた。




何となく分かってはいたけれど、この様に憎しみをもった文字を目にすることは辛かったしょぼん




どのくらい時間が経っただろうか。  感情を殺して、他の引出を開ける。 どの引出の一番上には「メモ」がある。 


でも、私は、もうメモには目を向けない


サンマのお義母さんのパンツ、ズロース、半袖の肌着、長袖の肌着、パジャマ、それぞれを何枚か紙袋に入れ、また病院にとんぼ返りし荷物を届けた。




サンマのお義母さんの罵詈雑言に対する自衛本能だろう。 感情を殺し、見ないようにする



まったく、やってらんねー!!

付き合ってらんねー!!!!



段々、こうやって私は鬼嫁化していったのである。