『オリバーくん』
ロバート・クラウス 作
ホセ・アルエゴ 絵
ほるぷ出版 発行
岡崎市にある「カタリ文庫」で手にとって、迷わず購入した一冊です。
今年で、我が子の通う小学校で読み語りをするようになって5年目になりました。
いろんな読み手の方がいらっしゃいます。
ナンセンスものや笑えるものを多く選ぶ方、
素話を聴かせてくれる方、
メッセージ性や季節感のある和書をよく選ぶ方などなど。
そんな中、私の傾向もかなり定まってきました。
定めようと思うわけではないけれど、自然とそうなってしまう感じです。
私の場合は、
子に共感を与えるようなもの、
成長を勇気づけるもの、
そして、詩的なものです。
古典や洋書がほとんどで、
アジアの暮らしぶりが伝わる絵本もよく選びます。
こう表現すると、いろんなバリエーションがあるようですが、
5年経って、読み語りに向く本と私が選びたい本の双方を満たすものは、実はそう多くはないと気づき始めました。
そこへきて、オリバーくんは私の鉄板になりつつあります!
今日は低学年でこれを選書。
最初、教室はシーンとしていましたが、
“何になったと思います?”のラストシーンで、空飛ぶオリバーくんの絵を見せながら、
みんなにも何になったと思う?と聞くと、
一人の子が、
「弁護士!」って。
そこで私は、
「弁護士ね!パパが喜ぶね~。でも違うんだよねーー」というと、
いつも楽しく、絶妙な合いの手を入れてくれる子が、
「消防士!」と見事正解したのでした。
もう少し、1、2年生の子と交流ができたら、と思い、
ところで、鳥のマネと言っていたけれど、鳥じゃないのが居たよね?!
と前のページを開いて見せると、
「あー本当だー!はりねずみみたいなのが居る~」って。
それから、私が、
「コウモリは鳥??」というと、
「鳥だよ!」と一年生。
「獣だよ!!」と二年生。
この学校にもコウモリが飛んでくることがある、と先生。
ぼんやり上の空のように窓の外を見たりしていた子も、しっかり混ざってくれました。
この学校の絵本読みの時間は15分あるので、
もう一冊を選ぶのも少し悩みましたが、
最初の一冊に『あたまのなか』を選びました。

