「うんうんうんうん!」

前のめりすぎて高速で首を縦に振る長男くん。

 

いつかのあの日もこんな様子だったなぁと振り返ります。

5歳の頃。

長男には既に初恋の子がいました。

相思相愛で気づくと二人で寄り添っているそんな同じ年の女の子でした。

 

彼女の家に長男だけで遊びに行った日のこと。

夕方に彼女のお母さんから電話があり、「夕飯食べて行きたいと言っているけどいいかしら?」とありました。

 

もしご迷惑でなければ、ということでお願いしました。

 

しばらくして、再度彼女のお母さんから電話がありました。

「泊まっていきたいと言っているけどどうかしら?」と。

これにはちょっとビックリ。

一応本人と代わって頂き、その意思を確認しようとしたところ!

私に話しをさせる間もなくっ

「うんうんうんうん!」と言い、サッサか電話を切ってしまうのでした。

彼女のお母さんにはメールでお願いをしておきました。

 

9歳になった長男があの時のように、首を縦に振ったのは、

サドベリースクールの体験会を一日終えて、二日目も参加してみるかどうかを提案した時のことでした。

 

(余談ですが、知的な発達のスピードと自立心とは比例しないのではないかな、と知的には遅かった長男が自立心旺盛だったことを考えるとそう思ったりします。)

 

サドベリースクールは通常親が、子や生徒の了解なしにその場に居ることはありません。

一日目はスクールの説明の時だけ同席させてもらいました。

16,7歳の生徒が、スクール内での約束事や部屋の説明をしてくれました。

その説明のたびに、

「OK!KO!!」と軽快に応える長男。

 

それは軽くノリで受け流しているわけではなく、一つひとつ合点がいく!そんな所以であったことが、帰宅後の彼の口ぶりからも観てとれました。

「スクールでは〇〇なんだよ」とサドベリーの運営のあり方を父につぶさに話して聞かせる長男でした。

 

二日目は、バスで行ってみることにしました。

長男が一人で通うということを想定しての練習も兼ねて。

 

選んだ路線と私の検索ミスで、乗るたびに30分~1時間待ちになってしまいました。

次男は「もう~車で行けばよかったのに!」とぷんぷん怒っています。

それを諭すように、

「いいか、これは僕たちが中学になった時に自分でサドベリーに行けるかの特訓なんだっ!」なんて言う長男くん。

 

この時、あぁ中学から通うみたいなイメージを持っているんだな、それもいいかもしれないな、と私も漠然と想いました。

 

大型連休が明けて・・・

「あ~あ~今日もサドベリーだったらいいのにな・・」と重い足取りで学校に向かいました。

 

つづく