つかまり立ちするさち
こちらは、ミライ
キリッ!
この際、もういっちょ、さち
真夜中の写真なので、黒目がちのおめめがラブリー
ネコたちって、意外とこのように後ろ足だけで立っている姿を見せてくれるわけですが、
それは大抵、何か、高い所にあるものに興味を持っているとき。
くらら母の目にはそれがちょうど
つかまり立ちで歩き始めた、小さな子供たちの姿と重なって
普段以上に、愛おしく思えてしまうのです
先週の記事では、ワガノワバレエ学校の正規課程について一応まとめてみたのですが、
今週はついでに、YouTubeなどで「Vaganova 0 class」として検索すると出て来るクラスのこと。
こちらは、職業訓練校としてのワガノワ・バレエ・アカデミーの正規課程ではありませんが、学校として開催している準備コースらしいです。
http://vaganovaacademy.ru/abitur/spo/podgotovitelnoe.html
詳細は上のリンク先を読んでいただければと思いますが、、
・一般の小学校の4年生を受け入れ。
・15~18名のクラスが2クラス。
・1日2コマ(=1.5時間)のレッスンが週5回。
・前期は10~12月、後期は2~5月。
・授業料は月5000ルーブル(約9000円)。
そして、ご想像通り、このコースに入るためにもオーディションがあるそうです
もっとも、上の動画のストレッチ、かなりの身体能力・身体条件が無ければ出来るはずもありませんし、出来ない子については拷問でしかない
こうやって選ばれて準備クラスに入った子供たちでも、恐らく翌年からの正規コースに入学するのは至難の業
今までに何度かご紹介している、正規コース1年生の動画と比較していただくと、この準備クラスの子供たちは、そこまで「粒ぞろい」に見えませんので
なお、このクラスに入る子供たち、決して「バレエ歴ゼロ」ではなさそうです。
どうやらロシアでも、バレエは女の子に人気の習い事
バレエ教室もたくさんあって、3歳ぐらいからレッスンするのも、日本と一緒。
例えば下の動画は、一般のバレエ教室の様子。何だかほっこりしますね
「外国ではバレエは選ばれた人だけがやるもの」というイメージが定着していますが、、
共産主義時代とは違い、資本主義が浸透する中、ロシアですら変わってきている模様。
ロシア語のサイトを見ていると、私立のバレエ教室の中には、日本のように小さい頃からバリエーションも練習させ、海外のバレエコンクールにどんどん出して、最終的にはロシア以外でバレリーナに、といったコンセプトの所すらあるようです
ところで、ロシアのバレエ教室について、色んなサイトを見ていく中で最も印象に残ったのは、保護者に向けた「バレエ教室選び」のサイトが「職業バレエダンサーになる」というオプションがある、という前提で書かれていたこと
もちろん、「大変厳しい選抜があるし選抜に残っても超厳しいトレーニングが待ってるから、尋常ならぬ覚悟が必要」というニュアンスですが。
日本では、バレエ教師としてでなく、ダンサーとして食べていくことは、どうしても現実味のある将来像では無いのが現状ではないでしょうか。「教え」をせずに生計が立つ女性バレエダンサーは、全国で数十人もいないのでは、という気がします。ロシアの競争は日本以上に熾烈なのかもしれませんが、色々な町にバレエ劇場があって、夏のオフシーズン以外はバレエが週に何回も上演される、といった国では、「バレリーナ」という職業に就ける人の絶対数は、日本より遥かに多そうですので。
日本で、地元の『バレエ団』の『年に1度だけの定期公演』ではなくて、思い立ったらいつでも、プロのバレエ公演を見られるような日が来るのかしら
よく考えたら、教室関係でないバレエの舞台は、結局、海外にいるときにしか観に行っていないことに気付いた、くららなのです