シカが鳴いた | 阿蘇の国のクララ

 

9月25日(日)

 

秋の到来を

最も強く実感させてくれるのは

田んぼの土手に咲く彼岸花です。

 

花言葉は、悲しき思い出。

 

南郷谷

 

ママは彼岸花を

あまり好んではいませんが、

彼岸花の根は土を固めてくれ、

毒はネズミやモグラの被害を

防いでくれています。

 

この頃になると、

陽が落ちると急に大気は冷え込み、

周辺の山からキューンキューンという

シカの鳴き声が聞こえます。

 

「クー、まだ暑いよ...」

 

長陽駅・久永屋

 

「涼しい所に行こうよ!」

 

地蔵峠へ...

 

「キューン!キューン!」

 

「クー!」

 

「パパ、それは?」

 

「おみき」

 

「...お地蔵様にお供えするの。

これからここに来ることが増えるから、

ご挨拶しとかないと」

 

「クー♪」

 

9月26日(月)...

 

ボワ・ジョリ

 

 

「お誕生日会楽しかったね♪」

 

「クー、ケーキ美味しかったよ♪」

 

 

ブログやインスタで、

私におめでとうを

ありがとうございました。

 

免の石

 

パパが怠け者だから、

お返事はゆっくり書いています。

 

「ごめんなさい」

 

「この時間なら天敵の紫外線も少ないよ♪」

 

夕暮れの免の石には人の姿はなくて、

秒ごとに夜に近づいているみたいでした。

 

風が吹くたびにダンスをするように

木の葉がくるくると落ちてきました。

 

「きれい...」

 

「キューン!キューン!」

 

「また、シカが鳴いた」