台風14号の爪痕 | 阿蘇の国のクララ

 

9月22日(木)...

 

「マリンちゃん、四十九日を迎えて、

夢の国へ旅立つんだって...」

 

「可愛い子だね」

 

「クー!」

 

いちみママさん、ありがとうございます。

 

マリンちゃんの写真はアリスといっしょに

大切に飾らせていただきます。

 

9月23日(金)...

 

五ヶ瀬川は一変していました。

 

五ヶ瀬川


台風14号の影響は

宮崎県内全域に及んでいます。

 

「想像以上...」

 

「降りてみよう!」

 

 

「川にも入れないや...」

 

山ひとつ越えて椎葉村へ...

 

耳川支流十根川

 

「鶴富屋敷のサクラちゃん、無事かな?」

 

 

椎葉村中心部

 

椎葉村中心部の耳川沿いの

民宿(森の宿三越)は、

濁流によって建物の下の地盤が

大きくえぐられるように崩落し、

建物が宙に浮いたような状態となりました。

 

約1.5キロ上流には

上椎葉ダムがあります。

 

鶴富屋敷

 

「着いた!サクラちゃん...」

 

「...心配したよ、無事だった?」

 

「うん♪」

 

アメリカがダムはもう作らない

と宣言したのは、1993年の

ミズーリ川、ミシシッピー川の

大洪水の翌年でした。

 

アメリカ政府は川の水を

人間が閉じ込めるのは

不可能だと悟り、

ダムや堤防による治水ではなく、

他の方法による防水、

防災を進め始めました。

 

しかし、日本ではいまだに

ダムと堤防による治水が主流です。

 

例えば東京を水害から守るためには、

(国交省の計画だと)

利根川流域にあと20のダムが

必要だそうです。

 

とどのつまり、

水を守るには山を守るしかないのです。

 

そしてその山を守るには

山を守っている人を

守るしかありません。

 

2014年、耳川源流

 

「...尺ヤマメ釣れた♪」