私がいるから、大丈夫だよ | 阿蘇の国のクララ

 

4月8日(金)...

 

仏教では釈迦が生まれた日とされています。

 

アリスの桜

 

今日旅立った、ユキちゃん。

 

今日が一周忌の小太郎くん。

 

脾臓出血から3ヶ月も頑張った、はっちゃん。

 

ずっと想われている、レオくん。

 

本当に、愛されてるね。

 

「いまもママのそばに、

優しく寄り添っていることを信じています、クー」

 

パパ

「さあ、今日は免の石にの登るぞ!」


「聞いてないよ...」「クー...」

 

パパ

「お釈迦様の誕生日だから、修行しようよ!」

 

ママ

「確かにここは、修行だ...」

 

「クー、修験道だ...」

 

登山口

 

古来、日本人は遥かなる峰々、

豊かな森、断崖絶壁などに

畏敬の念を抱き、

また水を生み、

生命の源と考えた山岳を神聖化し、

崇めてきました。

 

この自然崇拝と

神道や仏教などが融和し、

深山幽谷に分け入って修行することによって

神秘的な力を得、自他の救済を

目指そうとする信仰が生まれました...

 

すなわちこれが、修験道です。

 

「クー!」「大丈夫!」

 

登ること約1時間、

最後の難所に差しかかりました。

 

免の石

 

 

「クーちゃんって、凄いね♪」「クー♪」

 

「あと少し」「クー」

 

 

「やったぞー!」「クー!」

 

「パパがね、よく言うの...。

アリスは霊感があったって。

パパを導き、守ってくれたんだって」

 

「私はね、それをクララに感じるよ。

私を導き、守ってくれてる。

だから、いつでもどこでも一緒」

 

「...ほら♪

私がいるから大丈夫だよ、って、

鼻を押しつけてきた」

 

ママは思わず笑って私を抱きしめてくれました。

 

「ママ、私がいるから、大丈夫だよ」