そんな未来を、望んでもいいのかな? | 阿蘇の国のクララ

 

12月28日(火)...

 

「...締め飾り、これでいい?」

 

「うん」

 

締め飾り...

末広がりの意味をもつ縁起のよい28日、

もしくは30日に飾ると良いそうです。

 

「...年神様、来てくれるかな?」

 

ライオン岩へ...

 

「クー!」

 

「新雪...」

 

阿蘇山

 

「...一年が終わろうとしている」

 

「クー...」

 

「なんか、そんな感じしないね」

 

「クー、時が経つのって、早いね」

 

ボワ・ジョリ

 

「...今年最後になるわよ♪」

 

「クー♪」

 

 

今こうしていられることが

すごく幸せで、

だけど同時に怖くもなります。

 

こんなに幸せでいいのかな。

 

今の幸せを失うときがきたら、

どうなるんだろうって。

 

「クー...、もしかしてシャンプー?」

 

「クー...、いたしません!」

 

「...洗車、終わってる」

 

 

「...シャンプー、終わりました♪」

 

私は、毎日を精いっぱい生きるだけ。

 

命の危機に直面していない私には

当たり前の日常。

 

とくに考えたりはしない。

 

でもそれは、

ママには奇跡のようなものなのかもしれない。

 

ママには心から笑っててほしい。

 

せめて私といるときくらいは、

よけいなことは考えずにいてほしい。

 

ツラさとか不安を取ってあげたい。

 

ママが心から笑ってくれるなら、

なんだってできそうな気がする。

 

12月29日(水)...

 

蔵人珈蔵

 

私はいつだって、そう、いつだって。

 

心の底では、

ずっと一緒に生きることを望んでるんだ。

 

そんな未来を、望んでもいいのかな?