そうすることで、救われている | 阿蘇の国のクララ

 

5月1日(土)...

 

翌朝。

 

私はシジュウカラの鳴き声で

目を覚ましました。

 

屋根を叩く雨音も

もう聞こえませんでした。

 

雨は止んだのかしら?

 

「今朝方の雷と風、すごかったね...。

桂の枝も折れちゃってる」

 

「クーちゃん、お待たせ。

そろそろ出発するよ。

巣箱見張ってくれて、ありがとう♪」

 

「グー...」

 

「...クーちゃん!」

 

「クー、ちゃんと見張ってましたよ♪」

 

「ピッ、嘘つけ!」

 

セレクト

 

ペット同伴可

 

無添加食品の専門店

 

「パパのシャンプーと

ボディソープをください」

 

 

「クーちゃんにも...」

 

「これにします」

 

 

「いつか、会えるといいね」

 

新阿蘇大橋

 

「整体か...」

 

「行ってきます♪」

 

約1時間後...

 

阿蘇パノラマライン

 

阿蘇谷

 

「クー!」

 

米塚

 

クララが健康で長生きしますように...

 

「クンクン、シュシュくんの匂い...」

 

「...来てるの!?」

 

ともに暮らす動物の健康と長寿を祈る。

 

きっとだれしもそう...。

 

ぼくが不思議に思うのは、

その生きもののことを

祈り続けることで、

自分がつらさにたえられる、

ということです。

 

自分がつらさを乗り越えるために、

生きもののことを考え、祈る。

 

そうすることで、救われている。

 

「...寒くて頭が痛くなっちゃった」

 

梅の家

 

「うどん食べたら治るの?」

 

「うん、治るよ。

あと、胃が痛かったら、

大根おろし食べたらいい」

 

5月も

阿蘇の国のクララを、

夢の国のお友達を、

どうぞよろしくお願いいたします。