2010年 日本語ラップ ベスト10 | 5000VOLTもの電撃を受けるとシビれます

5000VOLTもの電撃を受けるとシビれます

自分がビリビリと刺激的電撃を受けたCDやレコードなどの音を中心に、レビューっぽい感じで綴っていきます。よろしくです。

あけましておめでとうございます。

久しぶりすぎるブログ更新は、Twitterで呟いた2010年の日本語ラップのマイベストソングBEST10を忘備録として記しておきます。曲に対するコメントも140文字制限がないので、ちょっと付け加えました。

1位:【歩くカラー / ABNORMAL BULUM@】
Produced by MASS CUT ヘルツェゴビナ
Lyrics by MONCHI、NAGAN SERVER、アンジキジョイ

from ALBUM「AEGU」
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これまでの関西系譜とは一線を画したスタイリッシュさを感じるのは、DJ 拓音 a.k.a MASS CUTヘルツェゴビナの制作するトラックの賜物であるコトに間違いは無いが、キャラ立ちした3MCもソートーなモン!活動休止がホントに惜しまれるグループ。この曲を選ぶのもかなり他の曲と迷ったほど、ラスト作の「AEGU」はラップとトラックの化学反応がアルバム中に蔓延!!ゼヒ聴いてみてほしい。


2位:【Climb City ~闘争のテーマ~ / DINARY DELTA FORCE】
Produced by NAGMATIC a.k.a OXIDIZED
Lyrics by N.I.K.E、ROMELICA、RHYME BOYA、祭SP

from ALBUM「SOUNDTRACK TO THE BED TOWN 」
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正統派な日本語ラップ継承者とも言えるグループの1stからリード曲を。4MCスタイルの中、イベント「村一揆」や数々のMCバトルで名を売ったライムボーヤがやはり突出しているが、彼のワンマングループなんて思ってると勿体ない!にけ のブルージーなしゃがれ声とかクセになる。


3位:【J-RAP / 環ROY】
Produced by Himuro Yoshiteru
Lyrics by 環ROY

from ALBUM「BREAK BOY」
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日本語ラップが好きで堪らないが故に環ROYが選んだ日本語ラップ村からの逸脱。そんな気持ちが詰まった1曲。アルバム発売時の、レビューは提灯記事を書いとけば良い的な発言はどうかと思ったが、表現者としての彼は魅力的。様々なプロデューサーと絡んだコラボアルバム5枚をカウントすれば、もうこれが7枚目という多作ぶりも尊敬に値する。6、7年前くらいに出たROY THE ROYALのアルバム聴きて~な~。


4位:【今宵のミラーボールのように / DJ NAPEY feat. TAK THE CODONA】
Produced by DJ NAPEY
Lyrics by TAK THE CODONA

from ALBUM「NAP TRAP!」
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トラックの仕上がりが当りハズれの振り幅が大きいイメージが強いDJ NAPEYだけど、このオリエンタルビートは文句ナシ。TAK THE CODONAのリメンバーIKB的なリリックとの相性もバツグン!このコンビでEPとか出して欲しいね。


5位:【MUSIC JUNKEY / SUIKA】
Produced by タケウチカズタケ
Lyrics by ATOM、toto、タカツキ

from ALBUM「スイカ夜話」
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このアルバム「スイカ夜話」はホントよく聴いたなぁ。同アルバム収録曲「タマキハル」とどちらを選出しようか迷ったが、iTunesの再生回数でこちらに軍配が上がった。タイトルが示す通りのミュージックジャンキーぶりが各メンバーから伝わってくる非常に楽しくなれる1曲。


6位:【ENTER MY DREAM / キリコ】
Produced by Michita
Lyrics by キリコ

from ALBUM「DIS IS IT」
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Michitaの奏でる悲壮感溢れるトラックに対し、「病気」という重いテーマにがっぷり四つで組み合った1曲。新作を出す度に新しいテーマにチャレンジする姿勢が好き。コレも今までになかったキリコを堪能できる。


7位:【素晴らしき世界 / 神門】
Produced by 川端宏志
Lyrics by 神門

from ALBUM「神門ワンマンライブDVD 24×365×23 特典CD」
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DVDの特典CD収録曲。ヒップホップへの愛情を真っ直ぐに歌い上げるスタイルに聴いているこっちが多少気恥ずかしくもなるけど、清々しい熱さという二律背反する個性を持った稀有なMCの言葉に嘘は全く感じない。


8位:【STARDUST / TOKYO No.1 SOUL SET feat. スチャダラパー】
Produced by M.KOSHIMA、S.MATSUMOTO、Y.MATSUMOTO、TOKYO No.1 SOUL SET
Lyrics by M.KOSHIMA、S.MATSUMOTO、Y.MATSUMOTO、TOKYO No.1 SOUL SET

from ALBUM「BEST SET」
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リリース時のレビューを見返すとだいぶ辛辣な評価をしたが、何度も繰り返して聴いてしまうスルメ曲。シンコVer.と川辺さんVer.とかがあればもっと面白かったかも。


9位:【愛が足りないよ / SONOMI】
Produced by KREVA
Lyrics by SONOMI

from ALBUM「S.O.N.O.M」
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たまたま見たFAMILYでのライブから好きになった曲。コルグのOASYSというシンセを導入したKREVAが作り上げた新たなビーツ!やっぱ音が良いな~。メジャーシーンで戦うトラックメーカーの凄さを感じる。SONOMIの歌もバッチリはまってます。


10位:【とぶ為に生まれた男 ~Born to be High~ / 剣桃太郎】
Produced by Knock
Lyrics by 剣桃太郎

from ALBUM「とぶためにうまれたおとこ」
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ラウドなギターサウンドと桃の狂犬スタイルが良い塩梅。桃はたまにスゴいパンチラインを吐くから目が離せない。この人ホント不良だな~笑


そしてランクインしなかったけどギリギリまで悩んだ数曲もご紹介。

次点:【ドープライン / 切刃 feat. scoopy】
Produced by KI-1
Lyrics by 切刃、scoopy

from ALBUM「希望 ep」
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ジャケが真っ黒で見づらいかもだけどちゃんと画像貼ってます。2007 UMB沖縄予選チャンプの切刃のEPから。20歳前後とは思えない落ち着きっぷりで淡々とライムしていく切刃は けして器用なMCではないんだけどなんか好き。ランクインできなかった理由としては、トラックのセンスはかなり良いんだけど、宅録の限界というかミキシングのショボさもあるんだろうけど音がペラい!SONOMIの曲と続けて聴いたりすると顕著にそれが表れる。勿体ないな~。


次点:【DRIVE ME CRAZY / SUIKEN】
Produced by KURA
Lyrics by SUIKEN

from ALBUM「DEVELOPMENT」
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まさか俺がSUIKENの曲を候補に挙げるとはね…。そんな偏見を吹き飛ばすほどの攻撃的なトラックにイケイケスタイルのラップが黄金期のSUIKENを彷彿とさせる1曲。収録アルバム「DEVELOPMENT」自体の出来の善し悪しはノーコメントっすけど笑


以上。
選出方法は基本的にiTunesの再生回数を重視しました。どうしてもアルバムで聴き込んじゃうので、同アーティストがベスト10内に2曲入ってたりもしたんだけど、そこはどちらかを選んだりしてバランスとったりと。しかしまぁ、2010年は日本語ラップをあまり聴かなかった一年だったな~と自分では思っとります。通勤時のiPodでも90年代のテクノばっか聴いてたし。ブログ更新も止まりまくったし。

こういうランキングに更に興味ある方は「2Dcolvics」という日本語ラップの情報ブログで色んなブロガーの方が「2010年 日本語ラップ ベスト10」を選出されているので見てみてください。俺の聴き込んでなさも露呈するんで…。選出されてるアーティストが全然わかんなかった笑

では今年もマイペース更新になりますが、宜しくお願いします。