いつもどおりに仕事を終えて、どきどきと京都に帰宅。一つの楽しみな出会いを胸に。



「京都に来ています」という葉書をもらったのが私が結論を出せずにいた数日前。連絡先を知らない私は、彼女の泊まっているという葉書の旅館に電話をした。「お部屋にはおつなぎできないんです・・・」と言われ、連絡先を伝えたらすぐに電話がかかってきた。「金曜日なら確実に早く帰れると思います。」そう伝えて実現した。


岩手から新婚旅行で来ていた彼女は、素敵な人だった。旦那様もすごく笑顔が素敵な人だった。これが全てを物語っていた。疲れてるだろうから、1時間くらいだけでもお茶を一緒に・・・。私の体調を気遣って、食べ物のにおいがあまりないとこのほうが良いですよね・・・とスタバで良いと。約1週間の京都の旅のこと、結婚式のこと、いろいろと話をしていたら、1時間どころか3時間。11時になろうとしていた。


駅までご夫婦を送る。階段を下りながら何度も振り返って手を振ってくれたご夫婦の笑顔をきっと忘れることはないだろう。そして、何故かわからないけど、私はまたこのご夫婦に会えそうな気がする。1週間が終わった休みに入る前の夜。ここまで充実して幸せな時間を過ごしたのは久々な気がした。