未だに熱に浮かされているようだ。
2017年9月30日という一日をきっとずっと忘れないだろう。
『かますべ!まさかリズム2017』と題したイベント。
俺の我儘と妄想に、沢山の人々が混ざり合って結実した。
何度も見返した大好きなアーティストのライブ。
いつか自分もこんなステージがしたいと、まるで高校生のような妄想を膨らませていた。
大きな野外ステージ、観客、ライト、笑顔。
そんな事を考えながら曲を書いていた。
「この部分でベースソロが入って、客を煽って、指を立てて・・・」
始まりはそこから。
19の時にギター弾いてライブを始めて、もう11年が経った。
相も変わらず懲りもせずこんな事をやっている。
プロになりたいとかそういう季節はとっくに過ぎ去って、気の合う仲間と良い音出してカッコつけてお酒飲んでって事に一番の喜びがある。
単なる娯楽だ。
その娯楽が、人と繋がって、誰かを巻き込んで、笑顔になるのならこんなに幸せなことはない。
これまでにも何度も「やればできる」を体現してきたつもりだったけど、まさか更に大きなものが出来上がるとは。
この快感を知ってしまったら、これからもきっと作り続けずにはいられないだろう。
手探りでの準備、短い期間、限りある資金、少数精鋭有志によるマンパワー不足。
至らぬ点が数多くあり。
出演者や出店者、果ては来場者にまでご不便おかけしたことがありました。
本当に全員のおかげで「成功」と言えるものにはなったと思う。
施設の関係者によると約3000人の来場があったそうで。
3000人て。
演奏の話。
セットリストは
・星を紡ぐウタ
・steppin' to the night
・ノスタルジア
『星を紡ぐウタ』はもう9年も経つんだね。
旅立つ友人に宛てて書き上げて、ワンマンで最高の盛り上がりが出来た思い出深い1曲。
今回のバンドメンバーは本当にスキルが高く、グルーブ感はもちろんの事、年齢以上の落ち着きとバランス感覚があるメンバー。
当初はやる予定がなかった曲だったけど、セッションしてみたら思いのほか良くて。
サンバのテイストはドラムとベースの2人がいたからこそ。
2番の転調なんかもやってみたけど、徹夜明け準備疲れでまぁ声が出ない。
それでも、トリの1曲目としてのワクワク感は表現できたんじゃないかな。
『steppin'~』は今のCLANNを代表する曲になっている。
やっぱり俺はFunkやDanceが好きだし、そしてRockも好きだ。
バンドで合わせてみて「これ、アコギいらねぇな」って前日に思って。
そして本番でギター弾かないという。
踊りながら歌って、かっこつけるっていうのは、前述のとおりずっと妄想していた。
「山形野獣ポップス」の頃に出来なかったこと。
あれからPopsを学んで、色んな音楽を知って、やっと自分の中に育ってきた。
フェス感、あったね。
https://www.youtube.com/watch?v=_KVeDmH9EGs
『ノスタルジア』は下北生活の歌。
キーボードのゴンベ野郎の旅立ちがあって書いた曲だけど、いつかはこの地を離れる自分の歌でもある。
感極まり過ぎて、いきなり歌詞間違う大チョンボかましました。てへ。
イベントの最後にバラード持ってくることについては色々考えた。
やっぱり楽しく踊って終わりが良いのかとか。
でも10時間という長時間でみんなヘロヘロだし、寒いし、何より俺がこの歌をどうしても届けたかったから組み込んだ。
下北にいるうちに絶対録音したい曲。
歌もギターも中途半端極まりない自称ミュージシャンだ。
器じゃないのはわかっちゃいるけど、こんなライブができるから音楽から離れられない。
厄介な趣味に出会ってしまったものだ。
そんな音楽のおかげで出来た繋がりもあるわけで、これはやっぱり大切にしていきたい。
『まさかリズム』が『弾き語りサミット』や『Sound Caravan』のように、俺がこの地を離れても続いていくイベントであれば報われる。
願わくば、俺の歌も誰かにとって残るものであれば良いなと思う。


