「つづく」と書きながらも続きを書いていない記事が何個かありますが気にせず別の記事を書き始めます。笑
今年の春から始まった僕の医学研究。
当初、
研究資金がない
研究機材がない
専門知識がない(僕自身と研究室の先生も)
時間もない
の、無い無いづくしでした。
一番肝心な研究資金は被験者の謝礼金でほとんど消えてしまうほど少ないもので、とてもじゃないけど新しい研究機材を買えるお金はありませんでした。
始まった瞬間にいきなりピンチに立たされました。
(僕の研究室がメインでやっている研究と全く違うことをさせていただいているので当たり前っちゃあ当たり前でしたが。)
ただ、僕は医学研究をしたかったので、研究室の他のメンバーと異なる道をあえて選びました。
「世のため人のため」を純粋に思い、方向性さえ間違っていなければ、人と運が味方してくれる。
奇跡だって起こせる。
これが病気を通じ死線をくぐり抜けて気づいたことです。
その信念を信じて、行動を起こし、
幸運にも、
大学病院の入院時代に知り合った医学部の先生の同僚が、僕の行おうとしていた研究の専門家なので、その縁で共同研究者になっていただき、なおかつ貴重な研究機材を貸していただくことになり、
岡山医療センターでお世話になった整形外科医の先生に顧問になっていただいて研究の安全性を保証していただくことで研究が進めやすくなったり、
医学研究で困難な課題である「被験者集め」も僕が闘病中に知り合った人たちのご協力で十分な人数が集められることになったり・・・・・・、
書ききれないくらいの色々と不思議なご縁で研究体制が整いました。
そして、一番肝心な研究結果ですが・・・・・・、
まだ予備実験の結果しかありませんが、
予想していた研究結果がドンピシャで出ました。
普通、研究といえば、まず予想通りの結果なんて出ません。ましてや、ヒトを対象にした医学実験なら尚更です。
それが奇跡的にも学会発表につながりそうな結果が一発で出ました。
さらに、他研究室の副査の先生から「僕が君の置かれている状況なら、こんな結果絶対出されへん。めっちゃ優秀やん」
と、褒めていただきました
そして、
先週、9時半〜17時までみっちり、全体報告会がありました。
他の研究グループの研究内容(ゴミの除去とか原発で使う材料に関する研究など)を詳しく知って、
自分の研究(医療工学)は他の研究グループがやってることと全く違ってることを改めて認識しました。
「周りの人ら、僕の研究に興味持ってくれてるんかなぁ」と、いつも疑問に思っていましたが、
意外にも周りから高評価を受けたのでテンション上がりました
やっぱり死線を乗り越えて得た気づきは合っている気がします。
ある意味アホになってリスクを負った甲斐がありました。
アホになってリスクを負い、行動して乗り越えると、それが根拠のない大きな自信につながりますね。笑
でも、人生の中で、根拠がなくても決断し大きく行動しなくてはならない時は、
きっとこの経験は大きな指針になると思います
さて、やることはいっぱいありますが、また明日から頑張ろう!