4月の終わり頃に、萩に行ったことをブログで書きましたが、
母親の納骨が目的でした。
僕の家には、山口県萩と小野田にお墓が二つあります。
もともと昔からあったお墓は萩にあるお墓でした。
僕のご先祖(10代目)が幕末の動乱期に、下関の前田砲台、小野田の本山砲台の指揮を藩に順次任せられ、
そのときに、転勤先になった小野田で家を借り、
明治になって廃刀令が公布されてから、
11代目のご先祖が山口県小野田に寺子屋を開き、
そこで余生を送り、
ご先祖が亡くなった後は、
ご先祖を慕っていた家来の方々や寺子屋のお弟子さんたちが小さな丘にお墓を建ててくれました。
最初はその丘には僕の家のお墓しかなかったらしいですが、
お墓を建ててくれた方々もその周りにお墓を建てていったので、
小さな墓地となって現在に至っています。
こういうわけでお墓が萩と小野田に二つあります。
そして、近年まではその家来の子孫の方々が代々、
僕のご先祖のお墓の世話をしてくれていたのですが、
諸事情によりそれが大きな負担になってきたようなので、
『いっそのこと、小野田のお墓をつぶして、萩のお墓にまとめようか』
という話が、僕の家で出てきました。
そして、『納骨の際に、そのお話を萩と小野田のそれぞれの住職さんにしてみよう』
ということになりました。
続く