今日の夕方頃、ホスピタルパークの池の鯉を見に行った。
なにげなく、植木を見ながら歩いていたら、何やら見たことないクモを発見
いそいそと巣を作っていたので、じぃ~と見つめて、記憶をめぐらした。
『背中赤っ!セアカゴケグモちゃうん??』
と思い当たり、ホスピタルパークに貼ってあった注意書きのポスターと見比べて、
確信を得たので、すぐ守衛さんを呼びにいった。
やってきたのは、おじいちゃんの守衛さん。
巣を張っていた場所に戻ったら、
巣を作り終わったのか、こちらに真っ黒なお腹側を見せて、じっとしていた。
『こいつです。セアカゴケグモですよね?』
『ん?』
(え?見えへんの?)
クモに指を近づけてみる。
『僕の指先のとこ、ちょうど指先にいます!!』
『んあ?』
といいながら、なぜか巣を揺らし始める守衛さん。
!!??
途端に、危険を察知したクモは高速で逃げていった。
それでも、より激しく巣を揺らし始める守衛さん。
(本気で見えてへんの???)
『もう逃げましたよ!!!』
『んあ!!!!!』
やっと、揺らしていた手を止め、植木を見つめる守衛さん。
穏やかな口調で、
『まあ。悪さをしねえ限り大丈夫だ。』
(ミツバチとかクマバチとかとワケがちゃうと思うんやけど・・・)
何事もなかったかのように、守衛さんはそのまま帰って行った・・・。
この後、時間をあけて、巣に戻ってきてないか、確かめに行ったが、
破壊され尽くした巣に、クモも戻ってくるはずもなく、
僕が捕まえてから、守衛さんに渡したほうがよかったのか、
少し悶々としています。