ラジオで広瀬すずの「よはくじかん」に千葉ジェッツの富樫勇樹と長崎の馬場雄大が出ていて、ふたりとも緊張しながら喋っているのでどうしたのかと聴いていたら映画の宣伝だった。ナルホド、そんな映画があるのか。子どもに聞いたら行くというのでこの週末、釣りを諦めて映画館へ行くことに。

 ガラガラかなぁと心配した映画館の入りはなかなかで、思ったより入るなぁと見ていると、親子連れなどがお互いに挨拶をしている。あぁ

、そのスジの方たちでしたか。


BELIEVE 日本バスケを諦めなかった男たち



 パリオリンピック出場をかけた男子日本代表のバスケットワールドカップを試合映像とインタビューで振り返るというこの作品。あまりこういった振り返り系の作品を見たことはないのだけど、「信じる」をキーワードにチームを作りあげていく、ホーバスヘッドコーチの手腕は見事だった。
 結果がわかっている試合ほど面白くないものはないと思っているので終わったスポーツを振り返ることはあまりないのだけど、感動しちゃったなぁ。さすがにね。バスケは比較的実力通りの結果が出るスポーツだけど、順調なように見えてエア・ポケットのようにいきなり点が取れなくなることがあるから大変だ。ホント。選手単位でも、クォーターが変わると人も変わったようにシュートが入らなくなることがあるから。。相手にそれを起こさせる、逆に自分たちがノれるようなアクションをしていく、それが上手くハマると爆発的に面白いゲームになる。

 それにしても、選手たちが「これが世界か」と驚きまくる姿はなんというか気の毒なくらいだった。Bリーグにもそれなりに外国人選手が入ってきているのだけど、それでもサイズは小さいし、外国人は主にセンターやフォワードの選手だし、ガードなのに大きくて上手くて速い、というのは日本にはいないからなぁ。
 それでも2000年代初頭の実業団バスケを観たことのある経験からすればこの20年で考えられないような進化をしている実感はあるし、今まで勝てなかったヨーロッパの国に勝ったという事実は、次回以降は確かに「勝てるかも」と
感じられるだろうし気持ちが全然違うんじゃないかな。