春休み映画ということで子どもたちと映画館へ。


 世界のどこかにあると噂される理想郷。パーフェクト小学生になりたいのび太は「絶対に理想郷を見つける」と、いつもの仲間たちと時空を越える飛行船へ乗り込むが、、?

 寝ちゃいましたね、やっぱり。うーん。
 なんか、ちょっと、ユートピア(パラダピア)のイメージが違ってたなぁ、、勉強も仕事もなくて遊んで暮らせる、そんなのがユートピアだと思ってたけど、パラダピアは学校もあるし仕事もするしみんな働きもの。みんなが賢くて穏やかで優しくて争いやいじめがないっていうのがドラえもんのパラダピアなのだ。
 映画が終わったあと息子に「パラダピアみたいなとこに住みたい?」と聞いたら「嫌だ、今がいい」という答えだったので悲しくなった。お前のオヤジ含め、大人たちはパラダピアみたいな世界を作ろうとして日々頑張ってるんだけどな。。みんなが賢くて穏やかで優しくて争いやいじめがない世界だよ?絶対いいじゃん。あと、クチャラーがいなければ最高なんだけど。

 ユートピアといえば、先日クレイジージャーニーで人体改造ケロッピー前田がイーロン・マスクのブレイン・コンピュータ・インタフェース(BCI)計画を取り扱っていたが、あんなの最高にいいに決まってるんだから。あれは脳に電極とコンピュータを埋め込んでテレビでも言っていたようにカメラに写った映像を脳に直接映せば全盲の人でも世界が見えるし、脳から信号を取り出して直接コンピュータが使えたりするものだ。
 現実世界ではブサイクでモテなくても、BCIの仮想空間のアバターはイケメンでモテ放題だ。体が不自由でも仮想空間では関係ない。おいしいものが食べられない?BCI経由でおいしい食べ物を食べたときの情報を脳に直接与えて、外からドーパミンを入れてあげれば、本当に食べたのと何も変わらない。仮想空間でうまく行かなければ、アカウントを変えてアバターを変えれば人生をやり直せる。現実の肉体が必要な食べ物?そんなのは栄養生産工場でAIによる全自動生産で、必要な栄養素だけが与えられる。
 そんな世界は少し前なら荒唐無稽に思えたわけだが、ハードルが高いと思われていた、実現に必要だった「社会の価値観の転換」が、コロナ禍であっさり達成された。世間の皆さんはユートピアの到来を承認したのである。あとは技術が追いつくだけだ。本物のユートピアの到来は近い。