昨日に引き続き外来種のお話です。

が、しかし、

こちらは真相不明です。

国内のコなのか、国外のコなのか・・・?

 

そんなコは

ホームセンター内にあるお魚屋さんで数百円で販売されています。

数年前私は近所のホームセンターで「この水槽にいるこ全部。」と言って何匹か購入した覚えがあります。

確か1匹¥400円前後だったはず・・・(安っ

 

そして、

そんなホームセンターで販売されているようなお魚は、

特定の某九州あたりでしか生息していないらしく、

とある場所では、

絶滅したか?とも言われ、

とある場所では、

特別天然記念物なんです。

すんごい貴重な日淡の一種ってわけですね。

 

でもホムセンに売ってる・・・えw

 

色々と、

情報が渋滞しているんですが( ´∀` )/

結局おっさん何が分かってるん?って話ですが

私は何も分からん。以上!

 

そんなお魚がこちらです。

 

 

 

 

 

 

お名前は、

ヒナモロコ(キクチヒナモロコ)

分類:コイの仲間

体長:5cmくらい

生息場所:水路、小川

 

本物のヒナモロコは、

「九州の北部、福岡県の用水路にしか生息していない。」

とされているお魚です。以前は、絶滅した。

とされていた種類でそれが実はまだ生きていた!

と日淡ファンに勇気と感動?を与えた種類でございます。

本物はね!本物は!

(※続きは本記事の最後に)

 

似たようなお魚でカワバタモロコがいます。

水槽で比べれば違いは分かりやすいです。

どちらも可愛いお魚ですがどちらも生息環境を減らしているお魚です。

 

(中央:カワバタモロコ 右:ヒナモロコ(キクチヒナモロコ))

 

ヒナモロコについては下記リンクで詳細のっています。↓

(福岡県レッドデータブック)

(佐賀の自然デジタル大百科事典)

(へ~)

 

本物の!(←うるさいw)

ヒナモロコが貴重なお魚であることは分かったのですが、

そない貴重でレアレアなお魚が、

何故、我が家の水槽でカワバタモロコたちと泳いでいるかと云えば、

今のところ有力な説が2説ありまして、

 

一つ目は、本物のヒナモロコをブリードしたものが流通している。

二つ目は、中国/台湾のヒナモロコ(キクチヒナモロコ)が流通している。

 

あくまでですので、

断言は避けますけども、

この類の話は、人の手を何回も介する流通の中で

伝言ゲームがどこかで途切れたりするのと同じように

誰もが実情を分かっていない(錯乱状態)事が多いです。

誰も真相を知らにゃい。

 

本当にヒナモロコの累代なのか、

それとも中国/台湾産のヒナモロコなのか、

私は後者だろうな。と思っております。

 

ややこしくなるから

ヒナモロコで販売せずに、中国/台湾産ヒナモロコで販売してよ。

って思ったりもするんですが、

これが流通のはじめから途中からそして最後の私まで

伝言ゲームで「ヒナモロコ」として伝わってきている事でしょう。

 

ここで中国/台湾産のヒナモロコってなんやねん。

って話ですが、

日本の本物ヒナモロコAphyocypris chinensis

似たような種類が大陸にも生息しており、

同属別種で台湾にキクチヒナモロコ Aphyocypris kikuchiiがいます。

 

どちらもとっても似ているのでしょう。

研究者の方があれやこれやして

判別がつくようなレベルの違いしかないと思われます。

 

そして

"キクチヒナモロコ"で検索かけてもらえれば、

それに関する記事がたくさんヒットします。

外来種として日本の河川、水路に生息しているみたいです。

 

いつの時代から日本に入ってきていたかが分からんので

余計に混沌としてしまうものなのですが、

私が日淡を飼育しはじめたかなり昔にも「ヒナモロコ」で流通していたので、

もしかしたらそれらも台湾からきたキクチヒナモロコだったのかも。。。

 

と、

誰しもが真相を知らぬままホムセンで購入していたヒナモロコにニュースがありやした。

 

 

本物ヒナモロコの血 絶滅

している可能性が高いそうです。

 

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本物だと思われていたヒナモロコは

実は、本物ではなくキクチヒナモロコとの交雑又は、キクチヒナモロコだった。そうです。

私は日淡ファンとして、

いやまだ!どこかに残っている可能性が!

と薄い可能性に賭けたいものですが、確かなソースから論文まで発表されているので、

残念ながら、日本古来からのヒナモロコの血は絶滅していたのでしょう。

 

そして、

台湾産のキクチヒナモロコの血が入り(交雑)

ハーフ、クォーター、どっちよりかは置いといて

本物のヒナモロコにはもう戻る事はない。って事です。

 

どうしてこうなったのかは分かりませんが、

これまでのヒナモロコの歴史を振り返ると、

絶滅したとされ、

生息地が消滅したとされ、

そしたら一転、実は生息していたとされ、

天然記念物に指定され、

それが実は似たような種類との交雑により

別の意味で絶滅したとされ、、、

なにがなんやら。可哀そうにもかなり振り回されています。

 

これが近年のヒナモロコの悲しき歴史

他の日淡も他人ごとではなく同じような事が起こりうる寸前にきております。

 

ドンコは、カラドンコ、ヨコシマドンコ。

ドジョウは、カラドジョウ、

タナゴは、昨日のスイゲンゼニタナゴと、カラゼニタナゴ。他のタナゴも往々に。

 

全然あり得る話なので、

同じような悲しい歴史は見たくはないですね。

だから、逃がさない!って事が徹しないといけません。

 

 

そして結論!!

我が家のヒナモロコは・・・

 

キクチヒナモロコ(台湾産)

でしょうね。

 

 

ニッポンのヒナモロコを愛する方々には

ショッキングなニュースであり、

私のように、薄い希望を信じたいものですが、

いかにも悲しい現実です。

 

私が、

本物のヒナモロコとキクチヒナモロコどちらも見たことがあるって目を持っていたら

もう少し確かな事を記せましたが、

どしても"だそうです"としか言えず、

断言するまでには至りませんですみません。

 

今後のヒナモロコ、キクチヒナモロコ、

に関するニュースには耳をたてておきたいものです。

 

以上。

長くなりましたが、私が最後に言いたいことは、

キクチヒナモロコは青銅色。

カワバタモロコは黄金色。

信じるか信じないかはあなた次第。

 

See you next Nittan...

ー終ー

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