夜な夜な散歩中の出来事。

糖尿の兆しがある私は夜散歩をする日課でして、毎晩、近くの水路沿いをてくてく歩いております。

夏であれば夜のナマズ釣り、ウナギ釣り(釣れたことは無いw)を嗜めるくらいの水路なのですが、

昨夜はこれまた不気味な珍客にお会い致しました。

 

ここ何年かで

ここでは初めての出会いでした。。。

 

ドドーンッ

 

何歳になっても水場があれば覗き込んでしまう性は

生き物好きであれば体に刷り込まれているかと思いますが、

例によって、私も懐中電灯を照らしながら

「ナマズはいるかな?」「お魚いるかな?」

と河原沿いから照らして見てしまいます。

 

なにげなくでも、

毎日目にしている水路なので違和感にはスグに気づきました。

 

 

「やべぇのいるwww」

 

散歩どころの騒ぎではなくなり、

「このお魚をなんとか捕まえて見たい。」の一心で、

家で武装しなおして、突撃いたしました。

 

 

すんなり捕れた。

目も白く濁っていたし、弱っていたのかな。

普段見ないお魚なので、どこからか迷いこんできたのかね。

この水路は湧き水を源流にして綺麗なお水が流れる場所なので、

このお魚の背景としては似合わないかな。どちらかといえば汚れたマッドウォーターの方が似合うもんね。

 

あ、紹介遅れました。

皆様ご存じ、雷魚ですん。

 

 

 

 

 

 

顔怖すぎw

 

こんなんに追い掛け回されたら

そりゃ温厚で小さな日淡は太刀打ちできんわな(笑)。

 

久しぶりの大物雷魚に

感動した自分もいまして、

しばしの間、口の中を見たり、鰭を見たり、体の仕組みを触って観察しておりました。

 

案の定、怒られました(笑)。

とてつもないパワーで。( ´∀` )パワー♪

 

雷魚に限った話ではないんだけども、

顎口虫などの寄生虫が人間にも移るので、触った後よく手を洗ってご注意ください。

※戦後、食用として食ってた時からあるお話ですね。

 

 

出会いは突然にとはよく云ったもので、

たまーにこんな出会いがあるんですよね。

次は、夜ではなく明るい内に見たいんだけどね。

 

一応、勝手に日淡サポーターを謳っているので、

もともと日本に居なかったお魚=外来魚っつうのは

のけ者にしたい所ですが、

お魚飼育の畑から見たら

水槽で飼う分には魅力あるカッコいいお魚なのよね。

 

同じ外来魚の

ブラックバス、ブルーギルは

「特定外来種」として飼育できなくなっていますけども、

最近ではアメザリも、そしてアカミミガメも、その煽りを受けてます。

↑2023年6月より、「条件付特定外来生物」指定

 

環境省 自然環境局より

 

外来種の括りとして、

上記の彼らと雷魚になんの違いがあるかは分かりかねますが、

特定外来生物として流通はおろか飼育禁止

条件付特定外来生物として飼育できるけど流通禁止。

となる日がくるやもしれませんし、

やってこないかもしれないし。

 

雷魚もタイリクバラタナゴもそうですが、

水槽から野外へ逃がさずに

アクアリウムの趣味の中で愉しむ事が大切ですね。

 

その枠を超えたら、

悲しい話だけども、「外来魚」として

日本産淡水魚という日本の元来からの自然の"文化"を守るために駆除しなくちゃならんのよね。

 

結局は、

どの文化を守るか。

 

そこに、

市場規模が桁違いに上回る釣り界隈っちゅうのが話に入ってくるからややこしくなるといいますか、毎度不毛な言い争いになって、競技人口と営利の規模の大きいほうに意見が揺られがちなんだけども。。。

 

保全か、研究か、

又はレジャーかエンタメか。どっちとるか。

その違いはお金を生むか生まないのか。の単純な秤にかけていいのか。とかとか。

 

世間様からの興味・関心みたいなものも大切になってきますがね。

 

なので、

現世の日本産淡水魚を含む日本の自然は

いろんな要因から肩身の狭い思いをしいたげられてなんとか適応しつつ生きぬいているのだと思います。

 

とはいえ、

私の没頭する趣味(言わずもがな)も

なかなかエゴじみたもんで、それこそ日本産淡水魚の自然の文化を痛めておらんかぃ?

とのご指摘はかなーり耳が痛いです。。。

 

常々、

「楽しませてもらっている。」

姿勢の思いで、水槽のお魚たちと向き合う。

大事に飼育してあげる。

つうのが生き物飼いとしての使命なのかな。。。

 

インスタでもこれまで

ブラックバスやブルーギル、ライギョ関連のことを載せてなかったのはシンプルに出会ってなかったのもありますが、

一筋縄ではいかない難しい話題になってしまうからです。

様々な立場から様々な意見が飛び交い

意見が一つにまとまらずズルズルと令和まで問題を先延ばしにしてしまった我々人間がどう後世に伝え残していくのかが大切だと私は思います。

 

色々と考えさせられた雷魚との一コマでした。

噛まれなくて良かったです(;´∀`)

 

See you next Nittan...

ー終ー

 

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