矢沢永吉 | 人生 曇りのち晴れ (ときどきイジり)

人生 曇りのち晴れ (ときどきイジり)

自分の記録と思考整理日記です。
真面目と悪ふざけのギャップ激しめです。
読書様を勝手に友達扱いし、イジります・・
スンマセン♪(´ε` )

本棚にある本を今日
久しぶりに手にとって読んだ目


ロックシンガー 矢沢永吉の自叙伝
『アー・ユー・ハッピー?』

正直、矢沢永吉の音楽には
あまり興味がない。
ちょいワルオヤジ達が
永ちゃん、永ちゃん!と
叫んでいる?イメージなので(笑)
音楽的にも近寄り難いトコがある。

もともとの音楽的な嗜好は
どちらかというと
サラ・ブライトマンの
タイム・トゥ・セイ・グッパイのような
美しいメロディが大好きなのであるキラキラ
X JAPANやYOSHIKIが好きなのも
美しい旋律あってのものだし。

まぁ、でも考えてみれば
X JAPANも近寄りがたいよな(笑)




アー・ユー・ハッピーは
20年近く前に発売された本である
今まで何回か読み返してきたけど

何故、今また読み返したのか?
矢沢永吉が最近ニューアルバムを出して
またメディアに出てきたのもあるだろうけど

今の自分に足りないもの・求めているものが
この本の中に有るという事が
無意識に分かってるんだろうな。


ファン以外は
あまり知られていないんだろうけど
意外に(と言っては失礼だけど)
名著だと思うんですよねキラキラ



長年のスタッフに騙されて
30億以上の借金を背負い
それを返していった話とか
小説的な要素もありつつ、



今のビジネス書や自己啓発本には
絶対に書いてないような
当たり前なこと。

人としての大切な基本的なこと。

男や夫婦としての在り方など


SNSや色んなメディアを通して
自分を向上させよう、高めようと
ありとあらゆる情報に溺れた自分に
スッと入ってくるんですよね。




数年後には消えてなくなるような
ニセモノ達が跋扈(ばっこ)している
SNS・情報社会の中で



ニセモノと言っては失礼だが、彼らと

矢沢永吉のような本物の違いはなにか?





考えてみると

アタマと口ばかり発達した彼らと違って



彼の言葉には手足があるんですよね。



汗の匂いがある。


そして、言っている事は

普遍的かつシンプルである。





だから
今の自分にスッと入ってくるんだろうな。




これから激変していく世界を生きていく為に
色々な情報や方法論を吸収しようとした
自分に忘れていた基本的なこと。

原点回帰を促してくれる
数少ない存在である。





まぁ、これだけで終わらせるのも
申し訳ないので
この自叙伝の中で
個人的に好きなエピソードをキラキラ


また長くなるけどw 興味ある方は目

 









1997年
ロンドンのウェンブリースタジアムで
コンサートが行われた。
Elvis Presleyの没後20年を記念したものだ。

メンバーが凄い。

ロッド・スチュワートに
ジョン・ボンジョビ、ロバート・パーマー
この矢沢にも出演依頼が来た。

コンサートをワールドワイドなものにする為
矢沢はアジア代表だ。


だけど、実際に行ってみると、
オレへの扱いはひどかった。

たとえばロッド・スチュワートが
リハーサルに10時間やれたとする。

ロッドが10時間なら、矢沢がもらった時間は
いいとこ30分か40分だ。

延々待たされた。


日本のスター、矢沢もクソもない。
その時 俺はみんなに言った。

悔しいって。

世界のロックっていうのは、
日本と2ランクも3ランクも歴史が違う。
悔しいって。
何度も怒った。世界の壁を前に
リハーサルすらできないんだから。

やっと俺のリハーサルの番が来た。

歌ったのは『DON'T BE CRUEL』
プレスリーの曲だ。

俺は開き直った。

30分の持ち時間しかないけど、だったら
思ってることを言ってやろうと思った。
「セカンドパースはこうやって。
あぁ、そっちはこうして」

それを見て、
向こうのミュージシャンや
スタッフは驚いてた。

日本のアーティストとは
何人か一緒にやったけど、こうやって
直接自分の気持ちをFace to Faceで
指示したやつは滅多にいない。
He is great!こんな声が聞こえた。

1日目のリハーサルの時は
音が悪くて、モニターが飛んだり
そんなトラブルばっかりだった。


ボンジョビやロッドスチュワートを見て
俺は悔しかった。

彼らには世界の貫禄がある。

なんで日本は言葉も占領されなかったんだ
そう思いたくなる位、
言葉の壁には泣かされた。
俺が英語ペラペラだったら、
絶対に日本のロックの歴史を
変えているなと思った。


リハーサルが終わると
オレは怒って女房に国際電話かけた。


オレ、こういうインターナショナルな
催しはもう二度とやらない。
何がインターナショナルだ。
二度とやるもんか。
なんで俺のモニターだけ
直前に全部壊れるんだ!
なんで俺にリハーサル時間をくれないんだ


そう言いながら、

必ず勝とう!と言う気持ちが
オレの中で沸いてきていた。


明日は本番だ。
モニターがもし飛んだら、
雰囲気だけで絶対に俺は歌ってみせる。

モニターの音が完璧だと思ってて、
でも音が出たり、出なかったりするから
頭にくるんだ。こんなモニターなんて
クソの足しにもなると思えば、
明日の本番は平気だ!

俺はスタッフにそう言った。


次の日の本番、
モニターはバッチリだった。


俺はドントビークルーエルをキメた。

最高のステージをやった。



ロッドもビックリしていた。
俺の声はよく出ていた。


「矢沢、1番カッコよかったよ」
ある人が言った。


今度はハートブレイク・ホテルだ。

ロッドに、スティーブ・ウィンウッドに
ジョン・ボンジョビに、ロバートパーマー
矢沢の5人。

俺が1番最後を歌って、すっと後に退いた。
後はコーラスパートで
みんなと一緒に歌ってた。

すると、ロッドが前で
「ヤザワ、来い」と言う。

それまでロッドは延々、
俺をシカトしてた。


それがオレの
ドントビークルーエルを聴いて
ロッドは素直に思ったんじゃないのかな。


かっこいいって。

「me?」
俺は思わず聞き返した。

7万人もの歓声がウワーってやってる時だ。


「おまえだ、来い」って言うから

「OK」と俺は言った。

俺は歌いながらロッドのそばに行った。
すると今度は
ボンジョビが逆側からワーと来た。

ボンジョビとロッドと
ステージの中央で一緒に演った。


すべては自然の流れだった。

あれが良かった。








終わってすぐに女房に電話入れた。















「最高だった」










そう言ったら、珍しく女房は泣いた。
電話の向こうで泣いてた。




1997年当時のコンサート映像

確かに矢沢が
世界の名だたるアーティストを喰ってる





シンプルにカッコいい。


こういう背骨のある男に
少しでもなりたいと




自分自身に気合を入れる為にも

男としての肚を取り戻す為にも

最近、ミュージックアプリで
矢沢永吉を聴き始めている。