パチンコ店で母親が
車内に乳児を置き去り。
またか・・・100人いたら100人が
その母親を攻めることでしょう。
かつて私は自分の子供を
死なせてしまった女性と
出会いました。
後から事情を聞くと、
その女性の夫は浮気をしており
同居していた姑との折り合いも
悪かったそうです。
その為、自然と外出することが
多くなり、気がついたら
パチンコ店に逃げ込んで
いたといいます。
耳を塞ぎたくなる程の
喧騒の中にいる間だけ、
日常を忘れられたから・・・
しかし
猛暑が続く炎天下のある日
彼女はパチンコ店の
駐車場に停めていた車内に
彼女はパチンコ店の
駐車場に停めていた車内に
自らの3歳の子供を
置き去りにしてしまったのです。
皮膚がただれ、ピクリとも
動かなくなった子供を抱き抱えて
彼女は病院に駆け込みました。
彼女は愛する息子の亡骸を
パニックになった精神状態の中、
何時間もなだめる看護師や
警察官に決して渡そうと
しませんでした。
張り上げた声もやがて枯れ、
顔の毛細血管が切れた
その目からは血の涙を
流していました。
私はこれまであんな人を
見たことがありません。
あんなに辛そうな、
あんなに悲しそうな人を。
そのとき、私は
皮膚がただれ、ピクリとも
動かなくなった子供を抱き抱えて
彼女は病院に駆け込みました。
彼女は愛する息子の亡骸を
パニックになった精神状態の中、
何時間もなだめる看護師や
警察官に決して渡そうと
しませんでした。
張り上げた声もやがて枯れ、
顔の毛細血管が切れた
その目からは血の涙を
流していました。
私はこれまであんな人を
見たことがありません。
あんなに辛そうな、
あんなに悲しそうな人を。
そのとき、私は
この人は間違いなく自殺するだろう。
そう感じました。
どうすればいい。
どうしたら彼女を助けることが
出来るのだろうか。
その時の彼女には、
どんな人のどんな言葉も
届かなかったと思います。
慰めはもちろん、
非難の声さえも。
なぜなら世界中の誰よりも
彼女自身が自分を攻めていたから
ここで死んではいけない。
それは楽になることだから。
生きて生きて、毎日、毎晩
苦しみ続けなくてはいけない。
それほどあなたの犯した罪は重い。
私のその言葉に、
彼女は初めて反応しました。
その後、当然のように
彼女は離婚させられ、
自分の実家からも
縁を切られました。
味方もなく、たったの1人で
これでよかったのか。
彼女が生き続けることは
本当に彼女にとって良かったのか?
自殺は単なる逃避だ。
彼女を死なせない為
確かに私は言いました。
しかしそれは決して
生易しいことでは
なかったはずです。
それでも彼女は逃げ出さず
苦しみを受け止め続けたのです。
私はそんな彼女を
心から立派だと思います。
犯した罪を償うことが
永遠に出来なくても、
胸をかきむしられるような思いに
毎日・毎晩苦しめられても
狂おしく必死に生き続けていく
その姿を、
私は立派だと思います。
世の中がどんなに便利になり
文明がどれだけ進歩しても
人の心だけは進化しない。
私達は想像力を持って
心を進化させるべきだと
私は思います。