息子の話です。
息子はお世辞にもデキるタイプではありません。
小さい頃から育てるのに本当に苦労してきました。

そんな息子でも生きる力をしっかりつけてやれば大きな翼を得る事ができる(かもしれない)との想いからこの教室を立ち上げました。

デキるタイプではない息子ですが、デキないなりに楽しむ事ができる。そこが私の自慢なんです。
そこだけは私が守って育ててあげたいと思っています。

足し算もまだ指を使っています。
指は立派な算盤なので、5+4=9と暗記して答えを導く癖をつけるよりは時間がかかっても息子に指を使うように促しています。
今の息子には、手を使ってはダメだとか、スピードを求める事は、楽しめるどころか苦手意識だけを育ててしまうような気がしているからです。
ゆっくりゆっくり息子のペースに合わせて待ってやる事が私の仕事(これがなかなかの苦行なのです)だと覚悟を決めています。

先日、繰り下がりの引き算の宿題でつまづく息子の宿題を見ていた時の事。
「わからない」とあきらめ、あきらめた事を叱ったら悔し涙を流す息子と一緒にたった1枚の宿題プリントを2時間かけて解いて精魂尽き果て食事の用意もできないくらい疲れ・・・ビールでした。
次の日、学校から「ママ~!!ひきざんね、せんせいにももういっかいおしえてもらってできるようになったよ~♪♪」と嬉しそうに帰ってきて、前日2時間かかり泣きながらやった宿題プリントをものの5分ほどでやりきり、全問正解という快挙を成し遂げました。

息子の担任の先生はやさしい先生で特に息子のような何をやらせても手のかかる子には本当にありがたい存在です。
おかげで息子は給食が大好き!お友達の事が大好き!先生の事も大好き!学校大好き!と健全に1年生ライフを満喫しています。
数年前に私が思い描いていた息子の理想的な姿です。
数年後、これにお勉強も大好き!!が加わっていて欲しいな~と密かに願っていますラブラブ