妊娠3ヶ月頃の子宮頸癌の検査で、中等度異形成〜高度異形成が発覚。
その後、妊娠中の為、状態が進んでも処置ができないことを告げられ、切迫早産の恐れもある、コルポ診を含んだ精密検査を受ける。
そこで、中等度異形成との診断。先生曰く、妊娠中で出血の恐れがあるから、あまり組織を取れなかったと。そして、無事出産。
出産後の精密検査で、CIN-ⅡからCIN-Ⅲへ。
子宮円錐切除手術が決まる。
子宮頸管が短くなる為、妊娠中の流産、早産の確率があがる。15〜20分で終わる、そんな手術。
一泊二日または、二泊三日。大学病院で受ける。
息子は、もちろん旦那か母親に預けての手術。
この際だから、母乳→ミルクに移行することを決めた。手術じたいは、3-4月あたりとのこと。

それを聞いたとき、涙を我慢するのに必死だった。
旦那に電話したときに、ものすごく涙が溢れてきた。
それでも、旦那は珂凛を授かって産めたこと、それだけで、本当にすごいことなんだよ!って。珂凛がいて、ベリーとメルがいる。それだけで幸せだよ!って。言ってくれた。もし、次の子が作れるなら、そのときはそのときで考えよう、と。わたしの命が最優先だって。
うん、本当にそうだった。二人目が作ってあげられないかもしれない、っていう悲しみが大きかったけど、珂凛にとって母親がいなくなること、旦那にとって奥さんがいなくなること、お母さんにとって娘がいなくなること、そんなたくさんの悲しみを考えてなかった。

がんばろう。治そう。
命って大切だね。
私は、ガンの手前って聞いたとき、本当にわたし死ぬの?え?私が?まさか...ってずっと頭の中ループしてた。そんなもんだよね、きっと。
人ごとのように見てたんだよね、今まで。だから、ドラマみて、涙が流せた。でも、今はだいぶ強くなってる。がんばらなきゃいけないから、珂凛のために生きていたいから、成長を見続けたいから。

ありがとう珂凛。
妊娠しなかったら、分からなかったよ。
手遅れになる前に、治療ができる。
本当に命の恩人は、自分の息子。
感謝してもしきれない。
だいすきなだいすきな珂凛。
ありがとう