見上げると、空には一面の星。

息を吐くとかすかに白くなるまだ暗い早朝。

 

Monicaと一緒に家々のポストに新聞を入れて回って、

どんな言葉を交わしたかはよく覚えていないけれど、

心地よくて幸せな時間。

 

 

家に帰ると、お父さんのKenがいれてくれた温かいアップルタイザー(アップルサイダー)を飲んで、

気持ちまでじんわりあったまった思い出。

 

 

私は中学三年生の時に、カナダへの修学旅行で初めてホームステイを経験しました。

Monicaは同い年なのに、家の手伝いをたくさんこなしていて、新聞配達もお手の物。

ホームステイ中、彼女が普段使っている部屋を快く私に貸してくれたり、何でも助けてくれて、

同じ時代を生きている同い年の子なのに、自分よりもはるかに年上に見えました。

自分の生きている世界の外に出て、世界の広さを知った初めての経験だと思います。

 

 

その時のホームステイでは、思うように自分の言いたいことを英語で言えず、もどかしい思いもしました。

でもそれ以上に、星空やアップルタイザー、MonicaとKenと一緒にいた温かい時間が鮮明に思い出されます。

この思い出が、私が本気で英語を学び始める原点です。

 

 

 

 

 

☆次回は

『英語はなんのために学ぶの?』

という問いに、私なりの答えを書きます!